”不動”の14本で今季2勝目を手にした河本結(撮影:佐々木啓、ALBA)
<リゾートトラスト レディス 最終日◇31日◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島県)◇6500ヤード・パー72> 首位と2打差の2位から出た河本結が「68」で回り、トータル10アンダーで並んだ吉澤柚月をプレーオフで下して優勝。5月の公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」に続く今季2勝目を挙げて、年間女王争いに勢いをつけた。その優勝ギアを取材した。
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4日間を振り返ると、優勝に貢献したクラブは「フェアウェイをあまり外さなかったドライバーと、100ヤード以内で使ったウェッジですね」と挙げた。 キャロウェイと契約を結ぶ河本は、ツアーきってのこだわり派。ユーティリティは10年モノ、アイアンは5年モノと手放せないモデルも多いが、ドライバーは今季開幕から投入している『クアンタム ◆◆◆ MAX』に、フジクラの『スピーダーNX ゴールド』を挿している。 「球が“ぐにゃ”ってつぶれる感覚がすごく好きで、押せる感覚がある。それなのに初速が出て飛んでくれます」。カーボンとチタンを組み合わせた三層構造のフェースで、好きな打感とコントロール性、高い初速性能を気に入り、開幕前に投入を決めた。正規の72ホール目と18番で行われたプレーオフ2回のティショットは、すべてドライバーだがフェアウェイのほぼ同じところに止まっていた。緊張する場面でも安定感の高さを証明した形になる。 また、バーディチャンスを多く演出した100ヤード以内で使用したウェッジは、48度、52度、58度の3本。2024年モデルの『OPUS』でそろえる。 こだわりはシャフトに詰まっている。アイアンは日本シャフトの『N.S.PRO 850GH S』と80グラム台を挿しているが、48度と52度は『N.S.PRO 950GH S』と90グラム台。58度は『N.S.PRO MODUS?』のプロトタイプ。「58度が一番硬くて重い」とアイアンから短い番手になるにつれて徐々に重くしている。 シャフトのこだわりについて、以前の取材でこう答えている。「58度は自分との一体感が欲しい。シャフトがしなると困るので、グリーン周りのことだけを考えて重くしている。48度と52度はあまりショットっぽく打ちたくないんです」。2年連続リカバリー率2位の河本は繊細なクラブさばきを求めて58度を重く、48度と52度もアイアンとは別物と考えている。 そして5月優勝時と唯一変わったのがパターだ。ヘッドは『ホワイトホット OG ROSSIE S』と替わらないが、ロフトが3.5度から4度と0.5度寝たモノを使っていた。 普段使用するのはロフト3.5度だが、「グリーンの芝が少し長かったので、3.5度だとヨレると思って4度でいきました。そのチョイスが成功したと思います」。ロフトが寝ることで、わずかだが打ち出しのキャリーが出る。そのため打ち出しで長い芝の影響を受けにくくなり、スムーズな転がりになりやすい。 ロフト違いのヘッドを投入した作戦も奏功し、4日間の平均パット数は「28.50」という数字を残した。 【河本結の使用ギア】※すべてキャロウェイ1W:クアンタム ◆◆◆ MAX(9度+/スピーダーNX ゴールド 50S)3W:クアンタムMAX ツアーバージョン(16.5度/スピーダーNX ゴールド 50S)3,4U:XR16 OS(19,22度/MCH 70 S)※16年モデル5,6I:APEX PRO(N.S.PRO 850GH S)※21年モデル7I~PW:APEX TCB(N.S.PRO 850GH S)※21年モデル48,52度:OPUS(N.S.PRO 950GH NEO S)58度:OPUS(N.S.PRO MODUS?プロトタイプ)PT:WHITE HOT OG ROSSIE S(4度/MC PUTTER X-FIRM)BALL:CHROME TOUR