カット5度、ダウン2度という強烈なカット打ちで一体“やさしい”ドライバーはどれくらいやさしいのか
ここ数年、“やさしい”ドライバーが売り上げランキングでも上位を占めている。そこでALBA Netでは、ロボット試打にて強烈なカット打ちの条件を設定し、“やさしい”ドライバーでどんな数値が出るのかを検証した。今回はゴルフロボットを開発する株式会社ミヤマエが提供するロボットのレンタルサービスを利用。最新ロボット『ロボ-10』を使用し、ミヤマエの担当者が我々の要望に合わせてロボットを調整しながら計測した結果を紹介する。
【数値公開!】カット打ちのロボット試打で曲がらず飛距離を出せるのは?
◇ ◇ ◇アマチュアの悩みと言えば、やはりスライス。今回はカット軌道5度、ダウン2度というスライスが出る強烈な条件を設定し、ロボットで試打。そんな条件下で、最も曲がり幅が少なかった3モデルを紹介する。【曲がり幅が少ないランキング トップ3】3位 本間ゴルフ『TW777 MAX』 23.6ヤード・3位となったのは本間ゴルフ『TW777 MAX』。23.6ヤードであれば、広めなホールであれば真ん中に打ち出しても残る可能性が高い曲がり幅だろう。直進性を高めているポイントはカーボンボディ。前作よりも約35%カーボン体積を拡大したことで、余剰重量を最適に配分することで、低重心かつ深重心を実現している。2位 フォーティーン『DX-003』 21.4ヤード・スイングタイプに合ったヘッドモデルを4つ展開している『DX』シリーズ。カットかつダウン軌道に推奨なのが『DX-003』なのだが、見事に曲がり幅を抑える結果となった。投影面積が大きく、MOIが高くて、重心も深い、一般的に『MAX』モデルの部類に入る。また、シャフトも手元がしっかりめの設計で、カット軌道向けにつくられているのが、この曲がり幅の少なさにつながっている。1位 コブラ『OPTM MAX K』 21.2ヤード・『OPTM』シリーズは、POI(Product Of Inertia)、インパクト時にヘッドが受ける影響を複数軸で考え、数値化した指標を採用。このPOIが低いほど、芯を外してもねじれにくく、意図しないギア効果によるサイドスピンを軽減してくれる効果がある。さらに『OPTM MAX K』はコブラ史上最大の慣性モーメントを実現しており、今回のロボット試打の中でも最も曲がらない結果となった。なお、計測条件は下記の通り。▼試打条件①クラブはロフト10度 or 10.5度(可変式スリーブにて調整したモデルもあり)で、シャフトフレックスを「S」で統一。クラブ長、重量はメーカー任意。②ヘッドスピードは、今回のランキングで使用しないクラブを駆使して、①の条件で42m/sとなる出力で固定。重量や長さによってヘッドスピードが変わるようにした。③カット5度軌道&スクエアヒット&フェーススコアラインの真ん中打点。④入射角はダウン2度。⑤数値はスピン量エラーを除いた3球の平均。⑥ボールはタイトリスト『PRO V1』を使用。計測機器は、高性能なハイスピードカメラが搭載された『GCクワッド』を使用。カット軌道5度、ダウン2度という、スライスが絶対に出てしまうスイングに設定した。今回の測定結果はあくまでもこの条件下での結果というのが前提になる。今回計測したクラブは以下の通り。・キャロウェイ『クアンタム MAX D(ATHLEMAX 50 S)』・コブラ『OPTM MAX K(LIN-Q for cobra S)』・ダンロップ『ゼクシオ14(ゼクシオ MP1400 S)』・テーラーメイド『Qi4D MAX(REAX HR 50 S)』・ピン『G440 K(PING TOUR BLACK 65 S)』・フォーティーン『DX-003(FT6dG)』・ブリヂストン『BX2 HT(ディアマナ BS50Ⅱ S)』・本間ゴルフ『TW777 MAX(VIZARD for TW777 S)』