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”優勝副賞”はBMW高級車&米ツアー出場権のメジャー第2戦 ホストプロ・木下稜介は大会2勝目へ「だれにも譲りたくない」

2026/06/03 14:00

大会2勝目に挑むホストプロの木下稜介が譲りたくないもの(撮影:鈴木祥)

<BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 事前情報◇2日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県)◇予選=7431ヤード・パー70>プロ8年目だった2021年大会でツアー初優勝を遂げた木下稜介が、思い入れのある舞台に戻ってきた。優勝翌年の2022年には、タイトルスポンサーであるBMWと契約。ホストプロとして迎える今大会は、練習日の火曜日から18ホールのラウンドや調整に加え、取材対応など大会を盛り上げる役割も担い、慌ただしい一日となった。 【写真】木下稜介の好調を支える新スパイダー 舞台は2003年から続く茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース。予選(パー70)と決勝(パー71)で設定が異なる難コースで、昨年の4日間平均スコアは「72.0509」と難度を誇る。これまでの最多アンダーは14年大会で竹谷佳孝が記録したトータル17アンダー。昨年は?川泰果がトータル10アンダーで優勝している。そんなコースとは「相性は悪いです」と率直に明かす。「優勝して以降、BMWさんがスポンサーについてくださって、頑張らないといけないんですけど、予選落ちが2回(23年、25年)と多い。コースが難しいので、全く気を抜けない」と話した。1番ホールからのワンウェイ方式で進む今大会。アウトコースには200ヤードを超えるパー3が2つあり、いずれも平均スコアは3を上回る難ホールだ。「年々、難しさが増しているコース。1番から6番でできるだけアンダーパーで終わりたいという思いがさらに強くなります」。7番(231ヤード・パー3)、8番(490ヤード・パー4)、9番(508ヤード・パー4)と距離の長いホールが続くだけに、後半に向けてスコアを落とさないことがカギとなる。それでも優勝の価値は大きい。副賞には高級SUV『BMW X6 35d xDrive Mスポーツ』が用意されている。「かっこいい車は普段BMWさんから提供いただいていますが、もちろん、副賞のX6もすごく魅力的でかっこいい。だれにも譲りたくない気持ちです」と力を込めた。さらに、日本開催の米国男子ツアー「ベイカレントクラシック」への出場権も手に入る。海外メジャー出場経験を持つ木下にとって、その価値は十分に理解している。「すごくいい経験をさせてもらえると思いますし、そういう経験がまた成長にも繋がると思う。出たい大会の1つです」と意欲を示した。今季は開幕戦「ISPS HANDA Japan-Australasia Championship」で4位に入り、直近2試合の「日本プロゴルフ選手権大会 センコーグループカップ」(2位タイ)、「?全英への道?ミズノオープン」(4位タイ)でも優勝争いに加わるなど、好調を維持している。「調子は本当にいい」と手応えも十分だ。一方で、前週の?全英への道?ミズノオープンでは「ショットがあまり良くなかった」と課題も口にする。「パッティングが良かったからあの位置で終われた」と振り返った。今週はコーチの山崎泰宏氏が帯同し、ショットの修正にも着手。「ショットも修正できたので、今週は自分に期待しているというか、楽しみな1週間になると思います」と復調の手ごたえをつかんでいる。ただ、連戦による疲労も隠せない。「連戦で優勝争いさせていただいて、疲れが少しあります」と本音も明かす。そんな中、水曜日のプロアマ戦は雨の影響で中止に。「大会的にはとても残念なことですけど、僕にとってはちょっと休みをいただける1日になったので、すごく大きな1日だなと思っています」と前向きに受け止める。思いがけず得た休息を力に変え、4日間を戦い抜く。ホストプロとして、そして2021年王者として、再び頂点に立つ準備は整いつつある。(文・高木彩音)