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「地に足がついていた」 上田桃子が見た渋野日向子の“集中力”

2026/06/05 16:00

初日好発進の渋野日向子はテンポよくスイングをしていた(撮影:ALBA)

<全米女子オープン 初日◇4日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇6699ヤード・パー71>大会を配信する「U-NEXT」で、初のラウンドレポーターを務める上田桃子が、渋野日向子の組に帯同した。ミシェル・ウィー・ウェスト(米国)、元世界ランキング1位のヤニ・ツェン(台湾)との注目組でプレーした渋野の姿は、上田の目にどう映っていたのか。 【写真】やっぱりナイキ ミシェルの魅惑的ウェア 2024年大会は2位、昨年も優勝争いを演じて7位フィニッシュ。何かと縁のある全米女子オープンで、今年も首位と2打差の3位発進と好スタートを切った。 ウィーやツェンを目当てに多くのギャラリーが集まるなか、上田がまず感じたのは渋野の落ち着きだった。 「地に足がついているなと思った」 “非日常的”とも言える組み合わせの中でも、渋野は終始冷静だったという。 「すごく良い表情でプレーしていましたし、普段は手を離すショットも見られますが、きょうは1回も無かった。そういったところで彼女のスイッチが入ったところの集中力の高さは人並み外れた素晴らしいものがある」 ウィーやツェンのナイスショットに大きな歓声が上がる、いわば“アウェー”とも言える環境。それでも上田は「力が抜けてテンポがよかった」と渋野のプレーぶりを評価する。 バーディ発進を決めた直後の2番では短いパーパットを外したが、「そこだけ(テンポが)早く見えた」という。その後はきわどいパーパットを沈め続け、持ち前の勝負強さを発揮した。 距離の長いリビエラでは、セカンドショットでユーティリティを握る場面も珍しくない。さらにメジャー仕様の硬く速いグリーンでは、ボールを止めること自体が難しい。実際に渋野もユーティリティでグリーンを捉えながら、ボールが止まり切らない場面が見られた。 それでも上田は、そのスイングから好調さを感じ取っていた。 「アゲンストのホールでもすごいゆったりまったり振っていた。『距離が長くても全然怖がらずに振っていきました』と言っていたので、そこもなんかこう、調子がいい証拠なのかなっていうのは感じはします」 難セッティングの中でも臆することなく振り抜く姿に、状態の良さが表れていたという。 渋野自身も「悔しい気持ちもたくさんあったけど、自分のやってることに対してマイナスな気持ちはなかった」と前を向いている。メジャー2勝目へ、期待が膨らむスタートとなった。(文・齊藤啓介)