マキロイのようにヘッドを走らせるなら、次世代フックグリップがオススメ(撮影:GettyImages)
ローリー・マキロイやスコッティ・シェフラーのグリップを見ると、左手はフックグリップ、右手はスクエアグリップで握る、いわゆる“ぞうきん絞り”グリップが流行している。次世代フックグリップのポイントをレッスンプロ森山錬にじっくり教えてもらった。
【連続写真】左手はフックグリップ、右手はスクエアグリップで握る マキロイとシェフラーのドライバースイング
◇ ◇ ◇握り方にはさまざまな種類がありますが、「左手と右手のヒラは向き合う形になる」と思っている人は多いでしょう。例えば、左手を上からかぶせて握ったら、右手は下から握るという一般的なフックグリップのようにです。ただ、トッププロのグリップを見ると、両手をしぼるように握る“ぞうきん絞り”グリップが主流になっています。左手のナックルが3個見えるフック、右手のナックルが1~2個見えるスクエアで握る「次世代フックグリップ」がそれに当たります。世界トップ3に君臨するスコッティ・シェフラー、ローリー・マキロイ、トミー・フリートウッドも、この次世代フックグリップを採用しています。このグリップは、両手のヒラの向きがそろう通常のフックグリップとは異なり、両手をしぼるように握ることで手首を柔らかく使いやすくなるのが特徴です。この握り方のポイントをお伝えしたいと思います。私は、次世代フックグリップの形を細かく説明するのではなく、「泡立て器を持つイメージ」と伝えています。クラブヘッドの運動量が少なく力みがちな人は、クラブを重いものと考えている傾向があります。すると、右手の小指側で下からしっかり握ってしまい、手首が固まってしまうのです。しかし、泡立て器でかき混ぜたり、新体操のリボンを素早く動かしたりする場面を想像すると、人差し指と親指で上からつまむように持つはずです。そのほうが手首を柔らかく使えます。人は持つ前から、どのような運動をするかを予測した手の形になっているのです。同様に、クラブも軽いものだと認識して持てると、ヘッドが走ります。まずは「ブランデー持ち」で、右手の人差し指と中指でクラブを挟み、グルグル回してみてください。しっかり握らなくても、引っかけているだけでクラブがスッポ抜けないことが分かるはずです。マキロイのようにヘッドを走らせたい人は、左右両手の下3本指を強く握り過ぎるのをやめてみると、意外と飛距離が伸びるかもしれません。
■森山 錬もりやま・れん/1996年生まれ、東京都出身。「右手は悪者ではなく先生」をテーマにした右手主導理論がSNSで人気を集める。『Futako Golf Club』でアマチュアやプロを目指す学生を指導している。◇ ◇ ◇●マキロイ、シェフラーのグリップを分析! 関連記事「シェフラー、マキロイ、フリートウッドが実践 「左手も右手もかぶせる」次世代グリップが飛距離アップに効果絶大!を読めば、その秘密が分かります。