昨年12月に椎間板ヘルニアの手術を行った脇元華が今週から復帰する
<宮里藍 サントリーレディス 事前情報◇10日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6619ヤード・パー72>昨年12月10日に椎間板ヘルニアの手術をし、「トーナメント特別保障制度」(公傷制度)を適用し欠場していた脇元華が復帰する。
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ひさしぶりのツアー会場に戻った脇元に、仲間たちから次々と『おかえり』の声がかけられる。「楽しいですね。でも楽しさと不安が半々」。試合は昨年11月の最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」以来で、193日ぶりの試合を前に本音も漏れる。 2カ所のヘルニアを除去した腰だが、今も痛みは消えてはいない。術後も早期復帰を目指し、無理をおしてトレーニングなどを行ってきたが、思うように回復しなかった。もともと目指していた今季開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」から、どんどん遅れていった復帰戦。一度は「どうしても出たかった」という地元・宮崎開催の「アクサレディス」にエントリーしたが、それも最終的には欠場した。 今も「痛みは手術前と変わらない」というのが現状。自身の状態については「去年、優勝した時(11月の伊藤園レディス)が6~7割だとしたら、今もそれくらい」だと明かす。全力でクラブを振ったのは2月からで、このサントリーにエントリーしてからようやく連日のラウンドも再開。「最初は歩いて回ると足がだるくなって、プロゴルファーってすごいなと思った」と言うほどだったが、「なんとかできそうだな」と、ここでの復帰を決意した。 プロ8年目だった昨年、念願のツアー初優勝。2勝目、3勝目へと意欲を燃やしていたところで襲ってきたアクシデントでもあった。さらに、こんな考えがあったことも明かす。 「今年はアメリカツアーの予選会にも挑戦しようと思っていました。1次(予選)からになるけど、トライしたかった。来年、アメリカでプレーできればとトレーナーとも話していました」。しかし、それも“白紙”に。今年10月4日には29歳になるため、“一日でも早く”という思いもあるだろうが、やはり最優先に考えるべきは体のことだ。 今季もここが14試合目。今の脇元の目標は、残り23試合でシードを守ることだ。ただ、特別保障制度により、13試合は保障の対象になる。通年の出場権を持つ脇元は、当然ながら今年のフル出場権(一部試合を除く)は変わらない。もし、シード圏に入れなかった場合も、来年の開幕戦から、保障される13試合には出場が可能。そして脇元が2026年内に得たポイントに、その13試合消化時点のポイントを足した値が、今年のメルセデス・ランキング50位のものを超えていれば“シード復帰”になる。 現在も1Wの飛距離は「15ヤード足らない」など、技術面でもブランクを埋め切れてはいない。「焦らず、無理なく。長い目で見て考えたい」。痛み止めも常備するなかで迎える“開幕戦”では、まずは「予選通過」を目標に掲げる。(文・間宮輝憲)