勝みなみ(左)と渋野日向子は3年連続のペアで挑む(撮影:ALBA)
<ダウ選手権 事前情報◇10日◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6301ヤード・パー70>米国女子ツアー唯一のダブルス戦で、渋野日向子と勝みなみが3年連続でタッグを組んだ。おなじみのペアとなった2人は、今年は「遠慮しない」ことをモットーに挑む。
【連続写真】渋野日向子に変化 前傾が浅くなりタテ振りに
3度目のコンビとあって、今年のペア結成も自然な流れだった。チーム名は、これまでの『H&M』から互いの名前を組み合わせた『HinaMina』(ひなみな)に変更。入場曲には、ダンスボーカルグループM!LK(ミルク)の「好きすぎて滅!」を選んだ。お互いに遠慮しがちな性格だというが、勝によれば特に渋野のほうがその傾向が強いという。「私も迷惑をかけることもある」と話す勝。今年は余計な気遣いをせず、強気なプレーを貫くつもりだ。初日と3日目は、1つのボールを交互に打つフォアサム形式で行われる。その際、どちらのボールを使用するかも戦略のポイントになる。2人ともダンロップのボールを使用しており、これまで何度も一緒にプレーしてきたことから互いのボール特性も把握済み。今年も勝が使用する『スリクソン Zスター ダイヤモンド』を採用した。フォアサムでは、奇数ホールと偶数ホールでティショットの担当を分ける必要があるが、その役割分担はまだ決めていない。渋野は「勝っちゃん(勝)が飛ばしてくれるので、パー5のティショットを打ってくれるとありがたい」と、本音ものぞかせた。今季は3月の「フォード選手権」(3位)で優勝争いに加わるなど、何度も上位争いを演じている勝。一方の渋野も、前週の「全米女子オープン」(17位)では初日から優勝争いに絡むなど、いい流れで今大会を迎えた。「去年から(勝は)いい調子できているし、自分もちょっとずついい感じで来れていると思うので、しっかり出せるように頑張りたい」。全米女子オープンを終え、その2週後に控えるメジャー「KPMG全米女子プロ選手権」の間に行われる今大会は、お祭りのような雰囲気もある。2人ともリラックスした表情を見せる一方で、渋野にとってはポイントランキング80位以内に与えられる『カテゴリー1』へ向け、ポイントの積み上げも意識する重要な一戦でもある。今年も同じ宿で共同生活を送りながら大会に臨む2人。昨年は予選落ちに終わった悔しさもあるが「今年はリベンジが果たせるようしっかり攻めて行きたい」(勝)、「気を遣うことは頑張って無くしていきたい」(渋野)と意気込む。自分がミスをしてもパートナーが支えてくれるのがダブルス戦の醍醐味だが、今年はそこを楽しみながら、遠慮なしのアグレッシブなプレーで上位進出を狙う。(文・齊藤啓介)