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宮里藍も“一目惚れ”「新感覚です」 グラファイトの新作シャフトが女子ツアー会場で初お披露目

2026/06/11 12:00

宮里藍は9年ぶりのシャフトテストで一目惚れした1本(撮影:福田文平)

<宮里藍 サントリーレディス 事前情報◇10日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6619ヤード・パー72>今年のサントリーレディス会場は、シャフトメーカー4社が新モデルと見られる製品を一斉投入する場にもなった。選手たちは、さらなる成績アップにつながるギアをテスト。そのなかには大会の冠にもなっている宮里藍が、“一目惚れ”したものがあった。 【写真】宮里藍も一目惚れ ツアーADの新作は『EK』  それがグラファイトデザインが投入した、グレーが基調のシャフト。コスメには『TOUR AD EK』の文字が記されている。先週行われた「全米女子オープン」の会場や、国内男子メジャー「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」でも目撃されていたが、それが国内女子ツアー会場でもデビュー。同社のツアー担当者から得られたのは、「詳細は教えられない」という言葉のみの超最新モデルだ。 宮里がこのシャフトに出会ったのは、5月の「ブリヂストンレディス」の会場だった。まだ“未発表中の未発表”という状態だったが、それを一振りするとすぐに虜に。そのまま“即投入”を決めたという。「私は先調子で(ヘッドが)走る感じが好きなんですけど、あまりそういう感じはないけど楽に打てる。自分のなかでは“新感覚”という感じでした。すごくよかったです」と、感想を語る口も滑らか。 現在は子育てをしながら、ゴルフ界発展のためジュニア育成にも注力する。その合間にラウンドをする程度で、決して頻度は高くないとも話している。メーカー担当者によると、シャフトを本格的にテストしたのは第一線を退いた2017年以降“初”。ただ、そこはかつて世界ランク1位にも立った“勝負師”なだけに、道具への探求心は尽きないという姿勢もうかがえた。ひさびさのシャフトチェンジが、スコアへの欲求をさらにかきたてるかもしれない。 もちろん現役の選手たちも、この新作に興味津々。プロ2年目の都玲華は、以前使っていた『ツアーAD FI』を引き合いに出し、「それをさらに簡単にしたイメージですね。バランスも似ている。今、ヘッドスピードが落ちているけど、これは楽に振れる。強さはそのままで、全体のしなり感は似ている感じがします」と話す。 FIといえばミート率向上とボールスピードアップを実現した一本だが、「私はFI→GC(ツアーAD GC)→EKという順にやさしくなっていっていると思った。GCよりは粘って、FIよりもやわらかい」という言葉からは、性能そのままにやさしさが増している、そんな印象も受ける。また、ともに中調子のFI、GCと比較しており、振り感はそれに近いのかもしれない。  そして川﨑春花が熱心にテストをしていたのも印象的だった。川﨑といえば、大阪学院大高3年時から5年以上使用し続ける『イミドアンドサンズ プロト』が1Wシャフトの代名詞になっており、他のシャフトは試打も「ほとんどしない」という選手だ。 「打ってる感覚と(実際の)出球が合っているのがいい。長いこと使っているから信頼もしています」というエースは絶対的な存在。だが、この新作を打った後には「もう少し試してみたいと思いました」という声を聞くこともできた。「飛距離と球の高さ。全体的に振った感じがよかったらいい」というのがエースを超える条件だが、「これからの自分に向けて試してみたい」という気持ちもあり、今後の動向に注目が集まる。 全米女子オープンの会場からも「(エースの)VFより、少しヘッドが走るようにした感じ。飛距離は間違いなく新しい方が出ている」(西郷真央)、「(使用しているツアーAD)UBに似た感じもありますが、少ししなる感じがある」(竹田麗央)など好感触ぶりが伝わってきた。また今会場では他にも菅沼菜々、金田久美子、安田祐香ら多くのプロたちが試打に臨んだ。果たして、この1本にはどんな“秘密”が隠されているのか。続報が楽しみだ。(文・間宮輝憲)