手術しても痛みは改善されずに電機治療を続けている脇元華(撮影:鈴木祥)
<ニチレイレディス 2日日◇20日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県)◇6590ヤード・パー72>昨年12月に椎間板ヘルニアの手術を受け、トーナメント特別保障制度(公傷制度)を利用して先週からツアー復帰。脇元華が復帰2試合目で予選通過を果たした。初日「69」、2日目は3バーディ・2ボギーの「71」。2日連続のアンダーパーでトータル4アンダー・24位タイにつけ、「まずは予選通過できて“開幕”できてよかったです」と喜んだ。
【連続写真】脇元華のようにゆったり大きく振る秘訣はクラブを“感じる”ことにアリ
手術ではヘルニアを2カ所除去した。しかし、思い描いていたようには改善されず。「手術したら痛みがなくなるからと言われて信じてやったけれど、治らなかった。やり損でした(笑)。痛みは手術前と変わらないです」。けさも腰の痛みが強くて「不安」だったが、痛み止めを服用して18ホールを回り切ることができた。 力を入れて振りに行くことにはまだ怖さが残るが、「後半もけっこう振れて、前半と距離が変わらない状況でした」と前向きな変化も感じている。意識しているのは腹圧、上体がカカト側に行き過ぎないようにする、という2つ。痛みを感じさせない表情で、淡々とプレーを続けている。 コース外では「電気」が手放せない。「(腰に)電気を当てっぱなしです。化粧をしながらとか、行き帰りの車の移動中とか。困ったら電気を当てておけばいいやって(笑)」。電気治療器はすでに3台を購入。2台は持ち運びができるセルフケア用で、もう1台はトレーナーに施術してもらうもの。「金額は言えないくらい…」と苦笑いで、かなりの出費になったようだ。 「まだ原因が分かりきっていない。痛みとうまく付き合いながらです。練習量もほしいし、“ここをほぐせば大丈夫”みたいな(改善方法)も見つけていきたい」。長期離脱で落ちてしまった筋力も、トレーニングで少しずつ取り戻していくつもりだ。 13試合は保障の対象になるとはいえ、今大会を含めた今季残りの22試合でシードを守ることが目標。「トップ10を目指して頑張りたいです。手術、治療費、治療器具…お金も回収しないと(笑)」。復活ロードの一歩目を力強く踏み出した。(文・笠井あかり)