おめでとう! 山下美夢有が日本勢優勝今季第1号(撮影:南しずか)
畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子、原英莉花など、2026年は過去最多となる日本勢15人が出場する米国女子ツアー。その動向にも注目だが、試合以外や海外勢のこぼれ話まで伝えるのはなかなか難しい部分も…。そこでツアーを長年取材しているカメラマン・南しずか氏が気になるネタをピックアップ。これを見れば“米女子ツアー通”になれるかも!?
【写真】おめでとう! 山下美夢有が父の日V
◇米国女子ツアー「マイヤーLPGAクラシック」で、山下美夢有がプレーオフの末、今季初優勝を遂げた。ロティ・ウォード(イングランド)とのプレーオフ1ホール目、ウイニングパットを決めた山下はガッツポーズを見せた。キャディやウォードらとハグを交わし、すぐに米中継局のインタビューに応えた。おや、何か物足りない……。それは、シャンパンシャワーだ。米ツアーでは優勝が決まると、チーム関係者や友人らが駆け寄って、水のペットボトルやシャンパンをかけて祝福するのが恒例となっている。今回は、そのシーンが見られなかった。もちろん大会は、シャンパンシャワー用のスパークリングワイン、18番グリーン脇に6~8本用意していた。ワインの名産地として知られる米カルフォルニア州ナパ・バレー産のブリュット(辛口)だった。最終日最終組のウォードが18番パー5をプレーしていた時点で、ウォードは山下に1打差をつけて単独首位。ウォードの友人らは優勝を確信したのか、ウイニングパットが決まればすぐに駆け寄ってお祝いできるように、それぞれスパークリングワインを手に持って待機していたのである。ところが、ウォードは18番でボギー。勝負は山下とのプレーオフにもつれ込むことになった。筆者は優勝した山下の撮影に必死になっていたため、そのスパークリングワインが最終的にどうなったのかは確認できなかった。ただ、確かなことは、山下をお祝いするボトルはなかったということだ。試合後に、この一連の流れを山下に伝えると、笑顔でこう答えた。「シャンパンシャワーがなくて、全然大丈夫です」。どうやらアルコールは得意ではないらしい。優勝者全員がシャンパンシャワーをされたいわけではないんだな、と気づかされた。(取材・文/南しずか)