<トラベラーズ選手権 事前情報◇23日◇TPCリバー・ハイランズ(コネチカット州)◇6844ヤード・パー70>米コネチカット州で開催されるPGAツアーのシグネチャーイベント「トラベラーズ選手権」の会場では、来季以降のスケジュールを含む大改革の最新情報が発表され、多くのメディアが詰めかけていた。
【写真】松山英樹のスイングビフォーアフター
そこに、スーツ姿のタイガー・ウッズが登場。会場はどよめきに包まれた。現地入りは確認されており、登壇の可能性も取り沙汰されていたが、笑みを浮かべたウッズは健康そうな様子で堂々と姿を見せた。「おはよう。過去8か月間、フューチャー・コンペティション委員会は、いかにしてPGAツアーを可能な限り最強のものに築き上げるか、について多くの時間を費やしてきた」と話し始めた。タイガーはPGAツアーの未来を考える委員会『フューチャー・コンペティション委員会』のトップを務めている。「この取り組みは特定の選手や人に焦点を当てているのではなく、我々が愛するこのスポーツにとって何がベストであるかを考えるかが目的だった。委員会のメンバーたちとこの問題に取り組めたことはとても光栄だった。私たちは地平線の彼方を見据え、将来の世代の選手やファンのために、PGAツアーとこのスポーツの基盤を築いていかなければならない」と改革への期待を示した。その後、PGAツアーCEOのブライアン・ロラップ氏を壇上に招いた。タイガーが最後に公の場で言葉を発したのは、3月24日のTGLの会場。その3日後の27日、フロリダ州の自宅近くで自身の車で横転事故を起こし、痛み止めなどの薬物下の影響の運転として同州マーチン群の警察署に勾留された。その後「活動休止」を発表。出場権を持っていた「マスターズ」、「全米プロ選手権」も欠場し、スイスでリハビリを続けているとみられていた。この日はPGAツアー改革についてのみ言及し、自身の体調などには触れなかった。現在50歳のウッズは、7月の「全米シニアオープン」の欠場も主催するUSGAに伝えたと報じられている。(文・武川玲子=米国在住)