阿部未悠はチップイン2つを含む上がり3連続バーディで首位発進(撮影:佐々木啓)
<EARTH MONDAMIN CUP 初日◇25日◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6699ヤード・パー72> 後半7番からの上がり3ホール、チップイン2つを含む3連続バーディで締めた阿部未悠が8バーディ・3ボギーの「67」をマーク。2023年の「富士通レディース」以来となる初日首位タイで滑り出した。先週は今季初めてツアーを欠場。コンディションを整えて快調なスタートを切った。
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インスタートのこの日は11番でボギーが先行。「雨でグリーンの状態がどうなってるのかなという感じでスタートして、ちょっと強めに打ったら3パットでした。前半はパッティングのスピード感が合わなくて我慢のラウンドでしたね」 そんな流れが一変したのが終盤だった。7番パー4でグリーン手前のエッジから10ヤードのアプローチをチップインさせると、続く8番パー5は12メートルを沈めて連続バーディ。「3打目がディボットからだったのでピンを狙えなくて右に打ったんですけど、それが入ってくれました」 グリーン右サイドに池が広がる最終9番パー3は「(風が)フォローのつもりで打ったらボールが止まったんで、ヤバいと思いました。あと15センチ手前に落ちたら池だったと思います」。ヒヤリとした直後のチップインで3連続バーディを決めた。 前半ではコース改造で話題の17番パー4(421ヤード)でバーディを奪った。初日は前方のティイングエリアが使用され、実測359ヤードだったが、午前組の72人でバーディを奪ったのは4人だけ(後半組は8人)。「2段グリーンの上の段の難しいピン位置だったんですけど、左ラフからだったのでうまく駆け上がってくれました。今日はバーディだったけど、17番は難しいです。駆け上がってくれなかったら全然チャンスじゃありませんでした」。本来の421ヤードになれば、さらなる難ホールになるのは間違いない。 今季の前半を振り返り、阿部は「戦い切れなかった試合も、悔しいラウンドもあったけど、2試合トップ10に入れて優勝争いもできたので充実していたと思います」。そのなかで課題と感じていたのは技術面以上にコンディション面だった。「暑くなってきて、湿気もあって、連戦の疲れも出てきて、どう調整していくかが大事だなと思っていました。体の状態さえよければ、スイングが安定してきた自覚はあるので」。先週の休みはコンディションを整えるうえで大事な時間だった。 週末は台風接近の予報も出ており、最終ラウンドが予備日に設定されている月曜日にずれ込む可能性もある。「明日も暴風の予報だし、いろいろ心配なことはあるけど、自分が置かれた状況でどれだけ戦えるか。何があってもやるべきことは変わらないので、やるからには頑張ろうと思います」。5日間の長丁場となれば、休養十分の阿部にちょっとだけ有利な展開かもしれない。(文・田中宏治)