パク・ヒョンギョンが父とともに日本初優勝を勝ち取った(撮影:佐々木啓、ALBA)
<EARTH MONDAMIN CUP 最終日◇29日◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6699ヤード・パー72>韓国女子ツアー通算8勝を誇るパク・ヒョンギョン(韓国)が今季2戦目、通算4戦目となる日本ツアー参戦で見事な優勝を飾った。悪天候に見舞われ続けた1週間でも、その実力が揺らぐことはなかった。
【写真】モデル並み! これがキューティフルの一押しフォト
ダブル台風接近の影響で土曜日は中止に。予備日まで使用し、その月曜日は第3ラウンドの残りと最終ラウンドの合わせて30ホールをプレーした。第3ラウンドを終えて首位タイに立つと、最終ラウンドも安定感が光る。不規則に襲う強い雨。濡れてランが出ないフェアウェイ、湿って重いラフと苦しいラウンドのなかでも、最後の18ホールを5バーディ・1ボギーのゴルフで耐えてみせた。4日間を通してパーオン率は全体1位タイ(55/72、76.4%)と、悪天候のなかでもショット力が光った。特に感謝を伝えたいのは長いクラブだという。「ユーティリティ(UT)が好きなクラブの1つで、使い方によって順応できます。打ち方ひとつで変わるので」。距離があるショットでも、グリーンを確実にヒットさせた。印象的なホールを取り上げるならば、11番パー4。緩やかな打ち上げのホールで413ヤードと距離も十分のタフなホールだ。全ラウンドを通して難易度3番目のホールで、最終ラウンドはバーディがわずか5人。2打目でUTを使う場面でも4ラウンドすべてをバーディとしてみせた。3本入れているUTはすべてブリヂストン製の『TOUR B X-H』。キャディを務めるプロゴルファーの父の勧めで入れている2020年モデルが、手になじんでいるようだ。前週から替えたというパターも優勝を支えた1本になった。見せ場は最終ラウンドの9番パー3で、ティショットは左エッジに止まり、ピンまで20メートル。ここで超ロングパットが決まったことで、優勝に向けて勢いがついた。「(韓国で)2勝目、3勝目で使っていたパター。雰囲気を変えてみた」と、かつてのエースを投入した先週は韓国で10位タイ。そして日本で優勝と、スコッティ・キャメロンの『F-5 ツアープロトタイプ サークルT』が大仕事をやってのけた。今回の優勝で来年いっぱいの日本ツアー出場権を確保。日本本格参戦については「ゆっくり考えたいと思います」と慎重な姿勢を示した。「実際には韓国でも目標があるのでフォーカスしていきたいのですが、日本は優勝したかった国のひとつでもありますし、実際にこうやって優勝することができて、その資格を得ることができたということも含めて、ゆっくりと考えてやっていきたいです」とした。キュート×ビューティフルを合わせた造語“キューティフル”の愛称で親しまれているヒョンギョン。その愛くるしい姿と確かな実力で、日本ツアーを席巻する日は来るのか。【パク・ヒョンギョンの優勝セッティング】1W:キャロウェイ クアンタム◆◆◆(9度/USTマミヤ ATTAS V2 5S)3W:ブリヂストン TOUR B XD-F(15度/グラファイトデザイン ツアーAD BB 5S)2~4UT:ブリヂストンTOUR B X-H (18,21,24度/グラファイトデザイン ツアーAD U65S)5I~PW:ブリヂストン 241CB(SteelFiber h-TOUR 90R)52,58度:タイトリスト ボーケイSM11(N.S.プロ 950GH R)PT:スコッティ・キャメロン F-5ツアープロトタイプ サークルTBALL:タイトリスト プロV1