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ソフトで戻りやすいグリーン対策もバッチリ 昨年のリベンジを狙う木戸愛が見せた“ベテランの技”

2026/07/03 16:19

今年こそ! 木戸愛が地元大会で好発進を決めた(撮影:米山聡明)

<資生堂・JAL レディス 2日目◇3日◇戸塚カントリー倶楽部 東コース(神奈川県)◇6487ヤード・パー72>昨年のリベンジ、そして14年ぶりの優勝に向けて木戸愛が7バーディ・2ボギー「67」の好発進を見せた。 【写真】これがプロの技…木戸愛の“1ヤード”アプローチ 大会初日は大雨の影響で中止になった。グリーンは雨を含み、ソフトな状態で第1ラウンドが始まった。戸塚CCの東コースは砲台の受けグリーンが多いのが特徴で、ショートアイアンやウェッジで打ったスピン量の多いボールは着弾してから大きく戻る、いわゆるスピンバックしやすい。ピンの奥に着弾し、ピン手前まで転がるシーンも珍しくない。36歳の木戸はベテランらしさを見せた。1つ伸ばして迎えた前半14番パー5での3打目は、ピンまで残り97ヤード。普段より1番手上の48度のウェッジを握り、放たれたボールはグリーン奥3メートルに着弾した。「ある程度戻る、計算通り」とスピンバックでピン左1メートルにピタリ。スライスラインを沈めてバーディを奪った。後半の6番パー5でも85ヤードの3打目を52度で、「ピタ系」とスピン量を抑えてほぼキャリーで止めて30センチにつけた。昨年もコンビを組んだ佐藤賢和キャディと相談し、グリーンの状況に応じて「大きい番手で軽く打つ」ことを徹底した。フルショットよりヘッドスピードを抑えることでスピン量を減らし、傾斜が強いグリーンでは戻りを計算し、緩やかなグリーンではそのまま止めるイメージで攻めた。絶妙な距離感を武器に、ほとんどのバーディパットを5メートル以内につけることに成功した。ソフトなグリーンでは、手前に落とすとスピンで戻りすぎてしまう。そのため、奥にキャリーさせる攻めのショットが求められる一方、オーバーすれば大きなピンチにもつながる。「アグレッシブなプレーが求められるので、あしたもそういうプレーができるように頑張りたい」。リスクを恐れず攻め抜く姿勢で、残る2日間に挑む。昨年は西コースで優勝争いを演じ、今年は東コースで好発進を決めた。「相性がいいという思いはないですが、すごくポジティブなイメージで入れている。それがいい方向にいっているのかなと思います」。神奈川県横須賀市出身の木戸にとっては地元大会。多くの声援を力に変えて、今年こそタイトルを取りたい。(文・小高拓)