丸尾怜央とキャディを務めた姉の羚水(撮影:ALBA)
<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 最終日◇5日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>3位で予選を通過し、10代Vの期待がかかった丸尾怜央(れお)は決勝ラウンドでスコアを伸ばせず、トータル12アンダーの52位タイに終わった。今大会でキャディを務めた姉の羚水(れいな)、そして妹の海七(しいな)もプロを目指すゴルフ一家。先頭を走る怜央は今季中の初優勝を目指す。
【写真】“飛びすぎ”で話題のスリクソン未発表3W
昨年6位に食い込んだことが、サトウ食品との契約に繋がった。ホストプロとして臨んだ今大会だが、丸尾にとって、悔しい決勝ラウンドになってしまった。「3日目の前半2アンダーだったんですけど、これじゃ足りないなという感覚があって、欲張っちゃったのが良くなかったなと思います」。3日目の11番パー5では林に近い位置から2オンにトライ。これが池に入るなど、攻撃的なマネジメントが裏目に出た。昨季は下部のACNツアーでポイントランキング9位となり、今季のレギュラーツアーの出場権をつかんだ。「毎試合勉強になることがあって、それをしっかり次の試合で生かしていけば、戦えるかなと思っています」。ショットなど、技術面に大きな差は感じておらず、マネジメントや4日間の戦い方を学ぶことが上位で戦うために必要だと考えている。本格的にゴルフを始めたのは10歳から。それまではサッカー、体操、陸上などさまざまなスポーツに取り組んでいた。「父が3人を別々の習い事に連れて行くのが大変だったので、全員ゴルフ一本になりました。当時は他のスポーツの方が好きだったんですけど、だんだんゴルフにハマっていったので、今はゴルフで良かったと思っています」。第一薬科大付属高3年の海七は今週、「プロテスト1次予選・F地区」を8位タイで通過。「妹はかなり緊張していたので『まだ1次だし焦らず行けよ』ってアドバイスしました」。明治大学3年でゴルフ部に所属する羚水も来年はプロテストを受験予定。父がゴルフに絞ったことが正解だったのか、きょうだいはそろってトップアマからプロゴルファーの道を歩もうとしている。レギュラーツアーの空き週にはACNツアーに出場しており、開幕からここまでほぼ休みなし。来週のACNツアーに出場した後は、久々に5週間のオープンウィークとなる。「体重が落ちてきちゃったので、しっかり食べて、筋トレをいっぱいしたいと思います」。開幕時の78キロが現在は75キロ。試合がない間に80キロまで増量を目指す。12月30日が誕生日で今シーズンいっぱいは19歳。2011年の松山英樹(当時アマチュア)以来、15年ぶりの10代優勝達成なるか。シーズン中盤以降、ぜひ注目しておきたい選手だ。(文・田中宏治)