ゴルフパートナー

池ポチャから劇的バーディ締め 片岡尚之は初の全英へ「また新しい経験ができる」

2026/07/06 07:55

19位で4日間を終えた片岡尚之。いよいよ全英オープンに打って出る(写真はBMW 日本ゴルフツアー選手権)(撮影:鈴木祥)

<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 最終日◇5日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>18番パー4、片岡尚之は残り124ヤードから52度ウエッジでカップに放り込んだ。ティショットを池に落としたため、これが3打目。成績的には優勝と7打差のトータル18アンダー・19位タイだったが、劇的なバーディフィニッシュでこの日一番と言っていい大歓声を浴びた。 【写真】クラブを池ポチャして笑い合う片岡尚之と松山英樹 今大会の初代王者にして、ホストプロ。「大好きな試合で、得意なコースなので優勝したい気持ちで臨んだんですけど…」。初日は1番でいきなりダブルボギー、さらに12番でトリプルボギー。6バーディを奪いながら「71」とスコアを伸ばせなかった。2日目もダブルボギーが1つ、最終日は18番を含めて池ポチャが3発。「ほぼいいプレーができていたんですけど、どこかでダボやトリがあってもったいなかった。それでも、ホストプロとして4日間戦っている姿を見せるという目標が達成できたのはうれしいですね」と今大会を振り返った。時に大きくスコアを落とすホールがあるのは、進化の過程にあることの証明でもある。今年4月、「マスターズ」に初出場。飛距離不足を痛感させられた。その後は練習でも、試合でも振ることを意識。ドライビングディスタンスは昨季の284.78ヤード(65位)から301.67ヤード(11位)へと一気に伸びた。反面、フェアウェイキープ率は55.784%(63位)から45.918%(100位)にダウン。「曲がった時に大きく曲がるのは飛距離が伸びれば起き得ること。それが、林だったり、池だったり、ロストになってしまったのが今週なので、やむを得ないですね」。まだ安定性との両立はできていないが、海外メジャーで突き付けられた課題に真正面から取り組み、確実に前に進んでいる。2週後には再び海外メジャー「全英オープン」(16日開幕、ロイヤル・パークデールGC/イングランド)に挑む。こちらも初出場。「全英の舞台も、リンクスも初めて。今までの経験で戦っていけるのか不安もあるけど、また新しい経験ができるのは楽しみです」と意気込む。「まずは4日間戦いたいですし、そこで得たものを今後に生かしたい気持ちですね」。新たな課題が見つかったら、またそれに取り組めばいい。昨年「日本オープン」覇者という肩書を得たが、まだ28歳。片岡尚之はこれからもっともっと強くなる。(文・田中宏治)