髙橋彩華はホステスプロとして出場する(撮影:ALBA)
<アムンディ・エビアン選手権 事前情報◇7日◇エビアン・リゾートGC(フランス)◇6479ヤード・パー71>今季国内ツアーで2勝(通算4勝)を挙げる髙橋彩華が、“まさかのルート”で「完全に初めて」というフランス行きのチケットを手にした。「めっちゃキレイですね」。ヨーロッパらしい風景も新鮮だ。
【写真】“ホステスプロの証” 髙橋彩華が今週使うキャディバッグ
自らの出場資格については「スーパーウルトラ推薦」と言って笑う。髙橋は大会に6名いる主催者推薦選手のひとり。他の5人はアマチュア選手ということもあり、その特別感は際立つ。パリに本社を置く金融サービス企業「アムンディ」と2022年7月にスポンサー契約。首元にはロゴもついている“ホステスプロ”で、そんな縁もあり舞い込んできた舞台だった。「これまではメジャーだし推薦は難しくて、自力で世界ランキングを上げるしかなかった。毎年『出られるように頑張って』と言われてきたんですけど、難しくて。今年はまさかのすごい形で…」本人も目を丸くする“オファー”を受けたのは、前年覇者として出場していた6月11日開幕の「宮里藍サントリーレディス」の会場。エビアンの権利が得られる6月22日時点の世界ランク50位以内を目指しながらも、同67位に甘んじていたタイミングだった。「ぜひ行かせてもらいます、と。ずっと自力で目指してきたんですけど、難しくて諦めかけていたところでした。今季2勝したというのも効いたみたいで」。関係者たちの後押しもあり実現した初出場だ。これが6月の「全米女子オープン」に続く、今年2つ目のメジャー舞台になる。ここは過去には小林浩美(欧州ツアー単独開催だった1997年)、宮里藍(メジャー昇格前の2009、11年)、そしてメジャー昇格後の24年に古江彩佳が制している舞台。「ちょっとタイトですし、距離も全米ほど長くはないので、私の飛距離でもアイアンを結構、持てる。そういう点で日本人が活躍できそうな雰囲気は分かりますね」。予選落ちした全米の悔しさを払しょくするイメージも湧いてくる。手を焼きそうなのが、「聞いていたけど、想像より強い」と話す“傾斜”。「フェアウェイをヒットしてもダラっと出てしまったりするので、そこはうまくやりたい」。それでも「(微妙な傾斜で)分からないくらいのが続いたときは(感覚も)狂うけど、ここまでしっかりあると意識して打ちやすい」というポジティブな考えも頭に浮かんでくる。日本では2勝含むトップ10入り4度で、現在、メルセデス・ランキング7位と上位につけている。「めちゃくちゃ悪いわけではないし、今週で自信をつけられたらいいですね」。すでに日曜日からコース入りし、日・月曜日で18ホールを確認。7日は練習のみの調整にとどめた。「まずは楽しんで。4日間完走できるように」。それが最低限の目標だ。大会イメージカラーのピンクは「大好き」な色だ。今週はクラブ契約を結ぶテーラーメイドが、白地にピンクのラインが映えるエビアン仕様のキャディバックを用意。それも「(心に)刺さってる」とテンションを上げてくれる。3週後には「AIG女子オープン」(全英)も控えており、この海外メジャーラッシュを存分に満喫する。(文・間宮輝憲)