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ルーキー初優勝の倉林紅のスイングは”杉原輝雄”似!? 両ヒジを曲げたインパクトで曲がらない #優勝者のスイング

2026/07/08 12:00

ルーキー初優勝の倉林紅のスイングは杉原輝雄と似ているという

「資生堂・JAL レディス」でツアー史上最多となる7人プレーオフを制し、98期生一番乗りでツアー初優勝を果たした倉林紅。再現性の高い彼女のスイングを、プロコーチ・南秀樹氏が分析。アマチュアが参考にしたいポイントも教えてもらった。 【連続写真比較】両ヒジを曲げたままインパクトへ向かう 倉林と杉原のスイング ◇ ◇ ◇ルーキーでツアー初優勝を果たした倉林紅プロ。アマチュアにも参考になるポイントが多く見られるので、解説したいと思います。【両ヒザをやや外に向けると捻転しやすい】力を入れるべきところにはしっかり力を入れ、リラックスしたい腕や肩は自然体という理想的なアドレスです。正面から見るとややガニ股ですが、後方から見るとスッと立ち、しっかりと股関節に乗った構えになっています。なかでも、両ヒザをやや外側へ向けているのは、ヒザの位置をキープしやすくするためです。体をしっかり捻ることができ、捻転差のあるトップを作れます。反対に、ヒザを内側へ向けて絞るように寄せてしまうと、下半身が左右へ動きやすくなってしまいます。見方によっては、インパクトで手元が浮いているように見えるかもしれません。しかし、インパクト付近で手元をこねることなく、体の回転によってクラブを振っていくので、そのように見えるのです。体を使いながらクラブの動きに任せて振ることで、体をしっかり回転させることができ、シャフトのしなり戻りも十分に生かせています。クラブが寝ているわけではないので、実際に手元が浮いているわけではありません。【両ヒジを曲げてインパクトしてフォローで右腕が伸びる】このスイングから感じられるのは、柔らかさと滑らかさです。その要因となっているのが、腕に適度な力の抜けた、いい意味での"緩さ"です。テークバックでは、緩みすぎず、伸びすぎない適度な力感でクラブを上げます。ダウンスイングではクラブをタテに下ろしながら、手元が腰の高さまで下りてきたあたりから、両腕を曲げたまま押し込んでいきます。特に右腕は、最後の最後、フォローに入ってから伸びます。だからこそ、長くボールを押し込めるスイングになるのです。腕に適度な緩みがあれば、体の回転主体のスイングができます。イメージは杉原輝雄さん(“マムシ”の異名を取った業師、通算28勝で永久シードを獲得)に近いですね。ヒジを曲げて五角形を保ちながら体の回転で振れると、フェースローテーションが抑えられ、方向性も高まります。【両ヒジを少し緩ませた状態でテークバック】腕に適度な緩さを持つことは、体の回転で打つために押さえておきたいポイントです。アドレスしたら、お腹の方向へ手元を引き寄せるようにワッグルすると、腕の力感を抜きやすくなります。グリップをギュッと握ってしまうと腕の力が抜けにくくなるので注意してください。ワッグルで脱力できたら、その力感のまま素振りでテークバックしてみましょう。手元が腰の高さに来たとき、同じ力感のまま上げられているかチェックしてください。もし力んでしまうようなら、お腹や背中の力が不足している可能性があります。特に背中の力が抜けると腕は力みやすくなるため、アドレスで首が下がりすぎていないかも確認しましょう。■倉林 紅くらばやし・こう/2005年生まれ、宮城県出身。3度目の挑戦だった2025年のプロテストで合格を果たし、同年のQTでは1位通過。26年「資生堂・JAL レディス」で史上最多の7人のプレーオフを制し、プロ入り98期生で初のツアー優勝を果たす。宮城県出身者による女子ツアー優勝は初めて。サーフビバレッジ所属■解説・南秀樹みなみ・ひでき/プロゴルファーの父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主軸とした指導法に定評があり、幼少期から鈴木愛を指導するなど、多くのツアープロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。◇ ◇ ◇●桑木のアイアンショットを詳細分析! 関連記事「桑木志帆はなぜマン振りしても曲がらない? 『右ベタ足』&『引く左足』がつかまえる技術だった【優勝者のスイング】」を読めば、その秘密が分かります。