脚の痛みをものともせずに上位争いに加わる青木瀬令奈(撮影:福田文平)
<ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 3日目◇11日◇真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)◇6700ヤード・パー72> 連日の雨で滑りやすくなった芝に細心の注意を払いながら、青木瀬令奈がスコアを伸ばした。6バーディ・2ボギーの「68」で回り、トータル9アンダーで15位から5位にジャンプアップ。33歳のベテランは大きくうなずいた。
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「下り坂とか特に怖いです。芝が濡れているので、踏ん張りも効かないし。まだ、少し腫れているけど、調子は悪くないので休むことは考えなかったです。逆にダメ元で穏やかな気持ちでやれています」 前週の「資生堂・JALレディス」の2日目に右足首をねんざした。スタート直後の2番ホールの下り坂で「転倒はしなかったけど、体ごとグネっとなってしまって…。だんだん痛くなって、スイングしているときより普通に立っているのがつらかったです」 初日は「66」で回り、2位で滑り出した。だが、スタート直後のアクシデントで2日目は今季自己ワーストの「78」を叩き、4月の「KKT杯バンテリンレディス」以来となる予選落ちを喫した。 アテスト後は車いすに乗せてもらい、医務室に向かった。北海道に入るまでは安静に努め、今週はアイシングとテーピングが欠かせない。患部はまだ痛むが、初日の「70」から右肩上がりでスコアを伸ばしてきた。この日はボギーが2つ先行したが、4メートルを沈めた6番で最初のバーディ。前半で“借金”を返済すると、後半は6メートルを入れた12番からの3連続バーディで大きく順位を上げた。 「明日は少しでも上位の人たちを脅かせる位置に行きたい。トップ10とかを考えるより、そのくらいの気持ちでやりたいです」 今季は4度の11位が最高で、まだトップ10入りが一度もない。だが、目指すのは、その先。ツアー通算5勝の手負いの実力者の言葉は力強かった。(文・臼杵孝志)