海外女子メジャー第4戦「アムンディ・エビアン選手権」で優勝争いを繰り広げた岩井明愛。彼女のセッティングのポイントをクラブフィッターの吉川仁氏に解説してもらった。
【写真】岩井明愛の飛び系アイアンを構えた顔 ボールが上がる気がしない……
◇ ◇ ◇岩井明愛のセッティングの中でも特徴的なのは、UTを入れず”飛び系”アイアンを入れていることだ。「明愛選手が使う『EZONE GT』のロフト角は5番で21度、6番で23度。もはや3番、4番アイアンを使っているようなものです。やはりロフト角が立っているモデルは球を上げづらい。カーボンシャフトの『レクシスカイザ i』を入れて、球を上げやすくする工夫が見られます」5番~PWには、一転してスチールシャフトの『N.S.PRO 950GH neo』を入れているが、その理由は?「『レクシスカイザ i』はカーボンですがかなり硬めなシャフトで、スチールでは出せない独特の感じがあります。『neo』もかなり硬いですが、少し先端が走りながらつかまるシャフト。明愛選手は包み込むようなスイングのドローヒッターなので、相性が良いのだと思います」ただ気になるのは、これだけハードなセッティングなのにドライバーのシャフトは5Sであること。スイングスピードを考えれば、6Sでも十分振れるだろうが、身長が関係していると吉川氏は指摘する。「もちろん明愛選手なら6Sでも問題なく振れるとは思います。ただ、身長170センチ以下の場合、どうしてもスイングがヨコ振りになってしまう。タテ振りよりもヨコ振りの方が遠心力の影響を受けやすいので、6Sにするとコントロールが難しくなるんです。5Sにした方が飛距離だけでなく安定感も出るのでしょう」【岩井明愛のクラブセッティング】※練習日のため15本で撮影1W:ヨネックス EZONE GT タイプS(9度/レクシスカイザM 5S)3.5W:ヨネックス EZONE GT(14.5・18度/レクシスカイザM 6S)5I.6I:ヨネックス EZONE GT(21・23度/レクシスカイザi 8S)5I~PW:ヨネックス EZONE CB511フォージド(N.S.PRO 950GH neo S)50.54.58度:ヨネックス EZONE W 501(N.S.PRO 950GH neo S)PT:テーラーメイド スパイダーX カッパーホワイト スモールスラントBALL:スリクソン Z-STAR XV■解説::吉川 仁よしかわ・じん/「4plus Fitting Labo & Golf Salon」主宰。スイングとギアの両面に精通し、「ギアーズ」や「トラックマン」を駆使して、悩めるゴルファーのギア選びをサポートする。◇ ◇ ◇パター巧者はどんなパターを使っている? 関連記事「平均パット上位陣が使うパターを調査! ブレードも負けじと人気?」でチェック