スコッティ・キャメロン製のロートルクパターを昨年10月から使う、ユ・ヘラン(撮影:GettyImages)
<アムンディ・エビアン選手権 最終日◇12日◇エビアン・リゾートGC(フランス)◇6479ヤード・パー71>
【画像】ヘランが使用する『Qi4D LS』ドライバー
海外女子メジャー第4戦はユ・ヘランがブルック・ヘンダーソンをプレーオフで退け、2週前の「KPMG全米女子プロ選手権」に続くメジャー連勝、米ツアー通算5勝目を挙げた。これで今年の女子メジャーは、ネリー・コルダの連勝(シェブロン・全米女子オープン)に続き、ヘランの連勝(全米女子プロ・エビアン)と、チーム・テーラーメイドによるメジャースウィープまであと1勝となった。同社もヘランの勝利をこう称える。 ■チーム・テーラーメイドがメジャー4連勝 「ヘランのドライビング技術は、今年一年を通じて存分に発揮されてきました。今季の彼女は『SG:オフ・ザ・ティ』(+1.83)で2位、『兵器飛距離』(272.70ヤード)で25位、『FWキープ率』(74.04%)で19位につけています。彼女が使用した『Qi4D LS』8.0°ドライバーは、今週間違いなく秘密兵器でした」(米国テーラーメイド)
今季ここまで「SG:ティ・トゥ・グリーン」(+3.18)はネリー(4.23)に次ぐ2位だが、大きく水を開けられているのが「SG:パッティング」。ヘランの「-1.02」に対し、ネリーは「+0.19」で、今大会のヘランは初日から28?31?24?33と日替わりでSG:パッティングも「-1.06」だった。米国アクシネット社は契約外にて名を伏せて、前戦「全米女子プロ」でのヘランの使用パターの裏話をこう明かしている。
「当週は初日『スタジオスタイル・ファストバックOC』でスタートしたものの、最後の3ラウンドは『ファントム11R OC』を使用した勝者は、金曜に8アンダーの64をマークする際、わずか26パットしか要せず通算4勝目を挙げました。日曜、彼女が最も必要としていた瞬間にそのパターが大きな活躍を見せたのです。以前、競合社モデルを使用していた勝者は、2025年10月の『BMWレディース選手権』でスコッティ・キャメロンに切り替え、それ以来ほぼすべての大会で『ファントム11R OC』モデルを愛用しています」(米国アクシネット社) ■ここ1年以上ゼロトルク系で3モデルを使用 ここ一年間『ゼロトルク系』を使用してきた彼女の「SG:パッティング」を振り返ると、昨年7月の「エビアン選手権」ではテーラーメイド『Spider ZT』で「-2.51」と不発で予選落ちを喫していた。その後『Spider ZT』で-2.51?0.11?-1.05?-0.63?0.12?-2.49と、良い時と悪い時の差が激しかった。
昨年10月の『BMWレディース選手権』でスコッティ・キャメロン『ファントム11R OC』にスイッチした直後は-2.11と不発だったが、その後の大会では-1.28?-0.1?-0.58?-1.34?-1.84?-0.35?-0.72?-2.52?-1.15?-1.57?-0.65?0.2?-0.78?0.84?-1.06と、わずかに底上げし、直近で上向きに。今大会も最終日は不発で「33パット」だったが、3日目の「60」の時に「24パット」を記録。ショット巧者だけに、ロートルクが入る日は手が付けられないが、「AIG女子オープン」では入る日を多く迎えられるか。 【ユ・ヘランの使用ギア】1W:テーラーメイド Qi4D LS(9.0° ベンタスブルー5S 45.5?D1)2W:テーラーメイド R7クワッド ミニ(11.5°)2U:テーラーメイド Qi4Dレスキュー(17.0° ベンタスブルー8S)4I:テーラーメイド P770(SteelFiber h-tour90R)5I~PW:テーラーメイド P7MC(SteelFiber h-tour90R)A,S,LW:テーラーメイド MG5(48,54,58°)PT:スコッティ・キャメロン PHANTOM 11R OCBALL:テーラーメイド TP5