連覇を狙う小祝さくら(撮影:鈴木祥)
<明治安田レディスゴルフトーナメント 事前情報◇15日◇仙台クラシックゴルフ倶楽部(宮城県)◇ 6692ヤード・パー72> 記念すべき第1回大会となった昨年は、開幕前日にクマが出没した影響で初日が中止。3日間54ホールの短縮競技になり、無観客で開催された。その初代女王になった小祝さくらが、ディフェンディングチャンピオンとして戻ってきた。今度は大勢のギャラリーの声援を受けながらプレーできそうだ。
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「去年はバーディやイーグルを取っても“シーン”って感じでした。盛り上がったなか、いっぱい応援をもらえるなかでプレーできるのはうれしいです」 最終日は3打差10位スタート。終盤16番パー5でチップ・イン・イーグルを決めて逆転優勝を飾り、継続中の選手では最長となる7年(6季)連続優勝の快挙を達成した。しかし、その劇的なイーグルの瞬間も、表彰式も、会場は静まり返ったまま。今年はどんな歓声に包まれるのか。胸も高鳴る。 あれから1年。振り返ってみれば、激動の日々だった。大会期間中から違和感を抱いていた手首の状態が翌週に悪化し、自身初の途中棄権。そのままツアーを離脱して手術に踏み切り、シーズン中に戻ってくることはなかった。 年末にようやくクラブを握り始め、今年3月の開幕戦で戦列復帰。「この1年はあっという間でした。ケガがあったなか、いまは普通にゴルフができて、間に合ったのは、すごくうれしいですね」と感慨深げに振り返る。 今季はここまで16試合に出場。前週は今季5度目の予選落ちを喫し、トップ10入りこそないものの、メルセデス・ランキングは40位につけている。「もうちょっとこうしなきゃ、こうやりたいというのはいっぱいある。まだまだです」。ショットの精度は70%くらいまで戻ってきた。それでも、残る30%を必死に求めている。 「優勝したいという気持ちでずっとやっているけれど、かみ合わなかったり、アンラッキーなことがあったり。毎週、課題を考えてやっていたら、あっという間に夏…。優勝のチャンスをたくさん作れるようにしたい」。大歓声を背に、自身初の連覇を目指す。(文・笠井あかり)