ホステスプロの勝みなみも不安なし!(撮影:鈴木祥)
<明治安田レディスゴルフトーナメント 事前情報◇15日◇仙台クラシックゴルフ倶楽部(宮城県)◇ 6692ヤード・パー72>昨年は開幕前にクマが出没し、3日間54ホールの短縮競技、無観客開催となった。今年は体制を強化し、ギャラリーを迎える準備を整えた。大会事務局は「選手たちの素晴らしいプレーをギャラリーの方々に楽しんでもらうべく、対策を講じ、安心安全な大会運営を目指します」と、今大会で実施するクマ対策を発表した。
【写真】朝夕監視をする130万円の産業用小型ドローン
開催地・宮城県富谷市出身の倉林紅は、同地の“クマ事情”についてこう話す。「小学校、中学校の頃は“クマが出たので団体で帰ってください”ということはありました。最近は住宅街にも出ているみたいです。(出没したという)ニュースがなくても、なるべく一人で帰らないように気をつけているようです」 宮城県ホームぺージによると、富谷市では今年4月から7月14日までに57件の目撃情報が寄せられた。だが、人的被害はなく、仙台クラシックGCではこの1年間出没していないという。 1本1万円強のクマ撃退スプレーは50本を用意。会場内巡回スタッフが携帯するほか、緊急時に使用できるようコース内の主要箇所に配置される。忌避剤も散布し、まずは“アナログ”な地道な対策を徹底する。 そして“ハイテク”な準備も欠かさない。目玉は赤外線カメラ搭載のドローン。産業用小型機で価格は130万円。最大15キロ先までの操縦が可能で、赤外線カメラで動物などの体温を感知し、可視光線カメラで確認する。朝夕の1日2回、30分かけてコース周辺を上空から監視する。 担当者は「鳥獣対策、災害、いろんな場面で使用されます。ドローンの良いところは、安全を確保したうえで、危険な場所を調査できること。興味を持っていただけるとうれしいです」と話した。 タイトルパートナーの明治安田と所属契約を結ぶ勝みなみは、「不安はまったくないです」とキッパリ。「昨年から対策をしていると聞いている。いろんな方のサポートのおかげで試合ができている。試合が続くとどうしても忘れがちになるけれど、改めて感謝の気持ちを持ちたいです。心配はなくて、昨年よりも“やるぞ!”という気持ちになっています」と感謝した。 昨年覇者の小祝さくらも「そういった体制で大会を開催していただけるのはすごくありがたいです。大会が無事に終われたらと思います」と話し、「昨年は無観客でバーディやイーグルを取っても“シーン”としていた。今年は盛り上がったなかプレーできるので楽しみです」と笑顔を見せた。 1年前は騒然となったコースに、歓声が戻ってくる。徹底したクマ対策のもと、熱戦が幕を開ける。(文・笠井あかり)