スコアカードを提出したあと
、競技委員に連れられ5番に向かうデシャンボー(撮影:GettyImages)
<全英オープン 2日目◇17日◇ロイヤル・バークデールゴルフクラブ(イングランド)◇7223ヤード・パー70>良くも悪くも目立つからこそなのか。ブライソン・デシャンボー(米国)が不運な、というか意外なペナルティーを科せられた。大会2日目の5番ホール。パー4のティショットを大きく右に曲げると、その後放った2打目の前に『ライの改善』があったとされ、ホールアウト後に本人に2罰打が言い渡された。
【動画】デシャンボーがパー5で1オン狙い?
トータル7アンダーで首位と1打差の2位で決勝ラウンドに進むはずだったが、このペナルティーの影響で3打差の5位タイに後退した。これに対してコースでは正式なコメントを出さなかったが、その後自身の「X」を更新。「ルーリングに関してはハッキリ言って残念だ。納得はしていないが、受け入れるしかない」と怒りともとれる内容を投稿している。デシャンボーは当然ながらこの罰を不服として抗議。その後、競技委員とともに5番の現場に赴いた。そこで説明を受けるも、怒りはこみ上げるばかり。下された裁定は覆らないため受け入れるしかないが、後味は実に悪い。フェスキューや野草が生い茂る最悪の地点に入り込んだティショット。ここに到達し、係からボールの正確な位置を示されると、その場で長い草を踏みつけて足場を固めたように見えた。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)との注目組に入り、映像も確かに残っているだけに、多くのファンも目にするところとなったわけだが、この行為がペナルティーの対象となったことに対して、賛否両方の意見が巻き起こっている。大会を主催するルールの総本山でもあるR&Aは今回の裁定について以下のコメントを発表。「ブライソンは意図せずにスイング時のバックスイングのエリアを改善してしまった」。バックスイングの軌道上の草を故意ではないにせよ、改善してしまったというのが総本山の下した結論だ。圧倒的な飛距離やキャラクターもあいまって、人気者なのは間違いない。半面、怒りをあらわにする場面や言動が物議をかもすことがあるのも事実。「LIVゴルフ」に移籍したことも一因で、人気者ゆえの反対勢力も少なからず存在するのがデシャンボーだ。結果的にこのホールをボギーとしたデシャンボーだったがトリプルボギーに修正され、4アンダーのプレーは2アンダー「68」に終わった。それでも首位との差はわずか。今季はここまでメジャー3大会連続の予選落ちと調子が上がらなかったが、ここにきての優勝争い。「燃えてきた。いざ週末へ。獲るぞ」。投稿ではこう締めくくり、勝利を宣言した。