山下美夢有の濃密な1週間とは(撮影:ALBA)
<ISPS HANDA スコットランド女子オープン 事前情報◇22日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6543ヤード・パー72>フランスで行われたメジャー「アムンディ・エビアン選手権」明けの先週は、山下美夢有にとって「あっという間」の充実した一週間になった。それは一気に経験値が上がる時間だったとも言える。
【写真】あれから1年… 山下美夢有と全英トロフィーと家族写真
14日(火)、山下は男子の「全英オープン」が行われたロイヤル・バークデールGC(イングランド)にいた。昨年の「AIG女子オープン」(全英)覇者として、開幕前に行われたイベント「ヒーローズ・クラシック」に参加するためだ。昨年の米男子ツアー年間王者のトミー・フリートウッド(イングランド)らと組んで3ホールをプレーする、夢のような時間を過ごした。「ああいう機会はなかなかないし、そこに出られたのも特別。一生忘れないです。ずっとテレビで見ていた選手なので、一緒にプレーできたことをうれしく思います」ここでは昨年の全英覇者、スコッティ・シェフラー(米国)とも対面した。「近くで見られてよかった」と、これにも大満足。さらに練習場では、松山英樹の近くで試合前の調整法などを学ぶこともできた。「どういう練習をしてるのか、発見もありました。松山さんとは(パリ)オリンピックで初めてお会いして、今回が2回目。『こういうミスをしてしまう』というような話をしたら、細かく説明していただけて。いい刺激をもらいました」アドレスの向きや出球のイメージといった、日頃考えていることをマスターズ王者にぶつけ、その回答に耳を傾ける貴重な経験。大会初日の16日(木)にはラウンドも観戦できた。松山やフリートウッドらPGAツアー選手のプレーを体感した時間も、今後の財産になる。準備にも抜かりはない。合間の15日(水)には連覇がかかる全英に向け、今年の開催コースとなるロイヤルリザム&セントアンズGC(イングランド)をプレー。「今週のコース(ダンドナルド・リンクス)とは全然違うし、バンカーの数もすごかった。メジャーセッティングになるんだろうなと思いました。でもやるべきことは変わらない」。ここで得た情報は来週に向けて大きい。初めてスコットランドのナショナルオープンに出場した昨年は10位。トップ10入りを果たし、翌週の全英制覇につなげた。昨年のコースとの違いについては、「グリーンもですが、フェアウェイもけっこう硬いなと感じました。去年とは(ランの計算など)違いますね」と話す。また、強風との戦いも覚悟しなければならない。「外してはいけないところもですが、刻むところはしっかり刻んで、攻めるところで攻める」。このメリハリを大事にする。「しっかりと縦距離を合わせられるように。精度が大事なので頑張っていきたい」。今週はメジャー連覇へつながる一週間を過ごしていく。(文・間宮輝憲)