畑岡奈紗に笑顔が戻りました(撮影:ALBA)
<ISPS HANDA スコットランド女子オープン 事前情報◇22日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6543ヤード・パー72>2週前の「アムンディ・エビアン選手権」の第1ラウンド後、体調不良により棄権した畑岡奈紗が、スコットランドで元気な様子を見せた。「フェスキューのアレルギーはあるけど、薬を飲んで、それが効いてる。エビアンよりは大丈夫です」。決して万全とは言えないが、その表情はにこやかだ。
【写真】西村優菜が日本ツアー今季初参戦!
フランスでは、開幕前に発熱などの症状を抱えながら強行出場。だが、その異変を抑えきることはできなかった。「寒気とかはなかったけど、体調が気になって集中できなかったです」。コースドクターにも診てもらい、抗生物質などを処方されたが、結果的にメジャーでは初、キャリアの中では2度目となる棄権を決断した。不調は週が明けても尾を引いたが、オープンウィークを過ごしたイタリアで徐々に回復。「食欲は落ちなかったので、食は楽しめました」というのは不幸中の幸いだ。「ベネチアはすごくキレイだった。あと日本人の女将さんがいる(トスカーナ州の)ワイナリーがあって、そこが一番よかったです」。旅行は計画通りに進み、楽しそうにその時のことを振り返る。先週は月曜日から5日間はクラブは握らず、休暇に専念。土曜日にスコットランド入りし、ここから臨戦態勢を整えた。この大会は2年ぶり6度目の出場で、ここまではすべて予選を通過。開催コースがダンドナルド・リンクスに固定されてからも、2022年が7位、23年が24位、24年が15位と好成績を残している。今年はここまで穏やかな天候が続いているが、午後になるとしっかりと風が吹きつける。開幕前日はプロアマ開始前の早朝のコースに飛び出し、練習ラウンドを行った。風が穏やかな時間帯だったこともあり、「まだ雨風のなかで練習してないからどうなるか」という一抹の不安は抱える。風の有無により「4~5番手は変わる」とクラブ選択にも幅が出るが、「感覚で打っていくのが大事になる」と、ここでは経験が大きな武器になる。来週は今季最後のメジャー「AIG女子オープン」(全英)が控える。「リンクスはひさしぶり。転がすところ(の確認や)、ショートサイドのピンに対して、どれくらい手前からいくかなど、その感覚を養っていきたい」。“予習”としても大事な試合だ。どれだけ警戒していても体調不良を避けられないこともある。それでも、「改めて管理をしないといけないと思いました」という気持ちを強くする。オフにはずっと抱えてきたアレルギーの改善を考慮するなど、コンディションを整えることの重要性を再確認する棄権にもなった。ここでしっかりと調整し、来週のメジャーでは、フランスの無念を晴らしたい。(文・間宮輝憲)