ゴルフパートナー

脇元華が復帰後21R目で今季ベスト「66」の好発進 飛距離ダウンに苦闘も「受け入れて」

2026/07/24 09:00

ツアー復帰後のベストスコアをマーク。脇元華が地元・九州で存在感を発揮している(撮影:上山敬太)

<大東建託・いい部屋ネットレディス 初日◇23日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)◇6485ヤード・パー72>最高気温34.6度の猛暑のなかで行われた初日は、伸ばし合いの展開となった。そんな混戦のなか、脇元華が7バーディ・1ボギーで今季自己ベストの「66」をマーク。6アンダー・3位タイと、初日としては今季最上位でのスタートを切った。 【前夜祭写真】コントラスト◎ 華麗なる脇元&小祝 昨年12月に椎間板ヘルニアの手術を受け、今季はトーナメント特別保障制度(公傷制度)を利用した。復帰戦となった6月の「宮里藍 サントリーレディス」では予選落ちを喫したが、その後は5試合連続で予選通過。復帰7試合目(21ラウンド目)で今年いちばんの好プレーとなった。暑さの影響もあり、グリーンはやわらかいセッティング。長い番手でもランが出にくく、「ずっとピンを狙って攻める」マネジメントを実行した。ショットも安定し、出だしの10番で4メートルを沈めてバーディ発進。11番は2メートル、12番では1.5メートルとチャンスを重ねた。パーオン率は83%(15/18)、パット数は28回。「ショットはそんなに悪くない印象で、パターが入ってくれるのを待つ、みたいな感じでした」とチャンスは多かったが、決めきれない場面もあった。それでも、今大会の重いグリーンに合わせて前日に投入したスコッティ・キャメロンの『PHANTOM12』が好感触。「ほんと(カップに)届いてくれます。届かないと始まらないので、よかったです」と早速、手応えを得た。復帰したとはいえ、痛みが完全に消えたわけではない。症状が出た際は薬を服用しながらプレーを続けており、日常生活でも工夫を重ねている。先週の土曜日は「座敷で夜ご飯を食べて、その夜と次の日が痛くて。座敷ってよくないなと思ったので、座敷のところでは食事しないって決めました」と明かす。翌日の最終日は「朝から30分治療と針と薬を飲んでやっていたんですけど、(スイング動作の)切れが悪かった」と、ケガと向き合う日々が続いている。今大会に向けても「日曜日にゆっくりトレーニング」をして移動。月曜日の夜には腹痛で体調を崩し、火曜日は休養に充てることになった。それでも「休めて良かった。腰もそんな悪い感じではなかった」と結果的にはプラスに働いたという。そのなかで「きょうはいいスタートを切れて良かった」と安どの表情を見せる一方、「もうちょっと上位に食い込みたい、争いたいなっていうのはずっとあった」と、闘志は尽きない。昨年初優勝した「伊藤園レディス」の優勝会見でも話していたように、各番手の飛距離は約10ヤード落ちている。飛ばしたいけど、飛ばせない。攻めたいように攻められないもどかしさはある。「だいたいセカンドオナーなので、きついですけど…」と苦しさをにじませながらも、「自分の飛距離を受け入れて」と現状と向き合う。思うようにプレーできなかった時期と比べて「日替わりではあるんですけど、だいぶ、その波が少なくなってきました」と復調の兆しも見えてきた。首位と2打差で迎える2日目。初日が午前、2日目が午後スタートという好みの流れにも乗る。「睡眠もしっかりとれるし、まずは体を万全にして、きょうみたいな感じでピンを狙って、“行け、行け、ゴーゴー”みたいな感じでやれたらなと思います」と笑顔。体と向き合いながら、完全復活への歩みを進めていく。(文・高木彩音)