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岩井千怜がリンクスで貫いた“大人のゴルフ” 「自分なら大丈夫と信じられる」

2026/07/24 11:00

岩井千怜が大人のゴルフで14位の上々発進を決めた(撮影:ALBA)

<ISPS HANDA スコットランド女子オープン 初日◇23日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6543ヤード・パー72>いつもなら果敢に狙いそうな状況。だが、岩井千怜はこの日、リンクスでの戦い方を貫いた。最終18番パー5の2打目。エッジまでは残り240ヤード、グリーン前を走るクリークまでは220ヤードという状況を加味し、2オンではなくレイアップすることを決めた。 【大会写真】ショートカットもよく似合う岩井千怜 結果はパーに終わったが、「(クリークを)越えるか越えないかギリギリの距離だったし、今週はマネジメントに徹するゴルフが必要だと思った」と、キャディと相談のうえ、残り80ヤード地点に狙いを定めた。パー5の2打目でドライバーを握ることもある攻撃的なゴルフが信条だが、スコットランドでは“大人のゴルフ”を心がけている。フェアウェイが硬く、ランが出やすい状況。ここでも5番ウッド、アイアンと状況に合わせてクラブを握り替える。3番のパー5で、最初のバーディを奪ったが、ここでの2打目も「練習ラウンドで20~30ヤードは転がっていたので、5番ウッドで打ちました。20ヤードくらい転がってくれればいいなというイメージで」と、“手前から”を意識してスコアにつなげた。スタートの1番では、ティショットが、いきなりフェアウェイ左のポットバンカーに落ちた。ただ、それでも涼し気な表情。脱出することに専念し、ここをボギーで抑えた。「気持ちも落ち着いていた。うまくカバーできたショットもたくさんあったし、ボギーは仕方ないコースなので、次に引きずらないように」。この考えにより、リズムは保たれた。「KPMG全米女子プロ選手権」、「アムンディ・エビアン選手権」と、2試合連続予選落ちのなか迎えた今週。2週前のエビアンでは、姉・明愛の優勝争い(結果は3位)を見届け、「明愛にもできるなら、私にもできると勇気をもらいました」と、気も引き締まっていた。初日はイーブンパー・14位タイ。バーディ、ボギーが4つずつと耐えて、上位をうかがえる位置につけた。「今週は余裕を持ちながらできてますね。ボギーを叩いても、自分なら大丈夫と信じられています」。2日目は午後組でプレーするが、それについても冷静だ。「何も変わらずに。スイングのリズムだけ速くならないようにいこうと思います」。来週は今季最後のメジャー「AIG女子オープン」も待っている。“今度は自分が”。そんな熱い想いは胸に秘めながら、クールなゴルフを貫いていく。(文・間宮輝憲)