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割り切りと“決め打ち”で連日のツアー自己ベスト ルーキー・中澤瑠来の心構え

2026/07/24 15:06

ルーキーの中澤瑠来が好位置で週末へ(撮影:上山敬太)

<大東建託・いい部屋ネットレディス 2日目◇24日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)◇6485ヤード・パー72>ルーキーの中澤瑠来(なかざわ・るな)が、6バーディ・1ボギーをマーク。初日に続き、この日もツアー自己ベストの「67」を叩き出した。トータル10アンダーまでスコアを伸ばし、上位でホールアウトしている。 【写真】中澤瑠来さんが髪を下ろしました QT118位の資格で迎えた今季は、ここまで出場した8試合のうち予選通過はわずか1度。苦しいルーキーイヤーを過ごしていたが、今週はショットでチャンスを重ね、これまで課題としてきたパッティングが「上手く打てている」と手応えをつかんでいる。コーチであり、今週キャディを務める田子元治氏と掲げているテーマは「失敗しようが、何しようが、決めたことだけをやろう」。これまではアドレスからストロークまでの間に「ちょっと曲がるのが強いかな」といった不安がよぎり、「ストロークのエラー」につながる場面も多かった。試合では意識しても実行できないことがあったが、この日はそれをやり切ることができた。この日、特に手応えを感じたのは、15番パー4で打った約13メートルの下りのロングパット。「いつもだったら少し緩んでしまったりする」場面だが、「そんなに速くはないから、しっかりタッチを合わせて」と“決め打ち”。自信につながる一打となった。昨年には「日本女子アマ」を制覇。同年の「ニトリレディス」では首位と1打差の4位タイで予選を通過(最終結果50位タイ)し、「ゴルフ5レディス」では9位に入るなど、トップアマチュアとして存在感を示してきた。しかし、プロ入り後は苦しい戦いが続く。現在のリランキングは70位。開幕から1回目のリランキングまでは「絶対にレギュラーに行きたい」という思いが強く、「絶対にミスしてはいけない」というプレッシャーも背負い、結果につながらなかった。「(リランキング)2回目は無理だろう」という思いもあり、「開き直っています」と笑顔を見せる。その意識の変化が、「うまくやらなきゃ」から「楽しめているというか、自分のやりたいことに集中できている」という前向きな流れを生んでいる。今季はレギュラーツアーと下部のステップ・アップ・ツアーを行き来する日々。試合と移動を繰り返す慣れない生活に疲れを感じることもあるが、「予選落ちばかりでみんなよりも休んでいる。疲れたとか言っちゃいけない。カツを入れて、『みんなより休んでるぞ』ってやっています」と自らを鼓舞する。上位で迎える週末だが、「あまり順位を気にしていない」と冷静だ。それよりも狙うのは、試合外で記録している自己ベスト「66」の更新。「『今週はベストスコア出そうよ』って、コーチと話しています」。好調なパッティングを武器に、越えられなかった壁に挑む。優勝争いも見える位置での折り返しとなったが、「もちろん優勝はしたいですけど、そのためには自分の弱みをなくさなきゃいけない気持ちのほうが強いです」と胸の内を明かす。いまは「課題を一つずつ潰していったり、試合で緊張感のあるときに自分が出やすいミス」を見極めながら戦う。理想とする「強いゴルファー」へ向け、残り2日間に挑む。(文・高木彩音)