<リオン・ドールコーポレーション/ゴルフパートナーチャレンジカップ by XEBIOグループ(1日競技)◇24日◇ボナリ高原ゴルフクラブ(6,411ヤード・パー72)> 山田もゆはおそらく今大会に最も時間をかけてやってきた選手だ。地元の長崎から福島までの移動にかかったのはなんと24時間。内訳は長崎から門司港(福岡)までがクルマで3時間、フェリーで大阪までが12時間、福島までは再びクルマで9時間だった。父と運転を交代しながらの超ロングドライブ。そんな苦労が初優勝という形で報われた。
これが日本でいちばんのパー5ですよ
山田は過去に2度、最終プロテストに進出した経験を持つ23歳。地元ではなかなか試合経験を積めないため、今年からネクヒロに参戦しているルーキーだ。とはいえ、会場は関東が中心。今回は特別にしても、常に長距離移動を強いられている。 他の選手に比べても負担は大きいはずだが「今年からネクヒロに出させていただいて、貴重な経験を積めていますし、モチベーションにもなっています」と前向き。そんな気持ちが結果にも現れており、今大会の前まで出場7試合でトップ10入りが4回。そのうち2試合は2位だった。 これまでは優勝争いに絡んでもなかなか勝ち切れなかったが、今回はそんな壁を乗り越えた。「2位だった2試合は後半攻め切れていなかったので、課題だなと思って意識してきました。今回も後半は耐える形になってしまったんですけど、攻める気持ちを忘れずに最後までいられたのが良かったと思います」。 特に圧巻だったのは終盤からプレーオフにかけての戦いぶり。17番で7メートルのフックラインを沈めると、最終18番は7メートルのスライスラインを決めて連続バーディ。先に7アンダーでホールアウトしていた大竹麻琴に追いついた。18番で行われたプレーオフ1ホール目には5メートルの上りのフックラインを放り込んでバーディ決着。「2週間ぐらい前から両手の親指を揃えるように握り方を変えました」というパッティングが冴え渡った。 ネクヒロには「もゆ」と登録名に平仮名を使っているが、本来は漢字で「萌結」と書く。「正しく読んでもらえないことが多いので、今年から試合では平仮名にしています。覚えてもらえることが増えたので平仮名にして良かったです」。プロテストに合格した暁にはJLPGAでも登録名は平仮名にするつもりだ。 すでにプロテストは1次突破を決めており、2次の会場はC地区の滋賀カントリー倶楽部を第1希望にする予定。「初めてプロテストを受けた時(2021年)に滋賀CCで2次を突破したので、同じ場所でチャレンジするつもりです」。ちなみにプロテストは本名の「萌結」で受験中。成績表から山田の名前を探すときにはご注意あれ。