日本ツアー通算5勝の桑木志帆。これまでの優勝パターンを振り返る(撮影:ALBA)
<AIG女子オープン 3日目◇1日◇ロイヤルリザム&セントアンズGC(イングランド)◇6601ヤード・パー71>日本ツアーからスポット参戦している桑木志帆が、首位のヤーリミ・ノー(米国)と3打差のトータル4アンダー・2位タイで最終日に入る。逆転勝利を挙げると日本女子で7人目の快挙。また、昨年の山下美夢有に続き、日本勢による2大会連続優勝も成し遂げることになる。
【写真】桑木志帆のフェードが曲がらない理由
2021年6月のプロテストに合格し、翌22年から日本ツアーに本格参戦した桑木は、プロ5年で通算5勝を手にしている。そこで、これまでの“優勝パターン”を見てみよう。これまでの5勝のうち、1勝は完全優勝、3勝は逃げ切り勝ちだ。2勝目となった2024年の「ニトリレディス」(3日目終了時点で首位タイ)から、同年の完全Vとなった「JLPGAツアー選手権リコーカップ」(3日目終了時点で3打差単独首位)、今年の「Sky RKBレディス」(2日目終了時点で首位タイ)、「宮里藍サントリーレディス」(3日目終了時点で3打差単独首位)は、すべて最終日を首位(タイ含む)から出ている。ただ、ツアー初優勝をつかんだ24年の「資生堂レディス」は1打差の2位タイから逆転。今回、3打差を“まくる”と、自身にとって最大差をひっくり返すことになる。とは言え、ポットバンカーに入れただけでも、展開がガラリと変わるリンクスだけに、何が起こるかは分からない。桑木自身も「みんなにチャンスがあると思う」と話す。なにより3日目は最終組でプレーしながら、緊張感もなかったという肝っ玉の持ち主でもある。臆せず戦ってくれそうだ。トップ10内には、メジャー2連勝中のユ・ヘラン(韓国)、世界ランク2位のジーノ・ティティクル(タイ)や、日本勢の古江彩佳、勝みなみら強豪が名を連ねる。そんななか国内では経験の少ない逆転劇を、世界最高峰の舞台で実現できるか。(文・間宮輝憲)