桑木志帆と小田亨キャディ 最高のタッグでメジャー制覇!(撮影:ALBA)
<AIG女子オープン 最終日◇2日◇ロイヤルリザム&セントアンズGC(イングランド)◇6601ヤード・パー71>桑木志帆の優勝で幕を閉じた今年最後のメジャー大会でバッグを担いだのは小田亨キャディ。武藤俊憲や有村智恵らトップ選手を担いできたベテランも、「逆に僕がビックリです」と、桑木の優勝に舌を巻いた。
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「いたって冷静にやられていたので、いつも通りの会話をしながら。どうしても緊張感はありましたけど、その中でも本当に、日本でやるときと同じような感じでずっとゴルフをされていた」。メジャー優勝争いの真っただ中とは思えない冷静なプレーを絶賛した。単独首位でホールアウトし、その後プレーオフに入ってからも、桑木は笑顔を浮かべ続けた。プレーオフ1ホール目はティショットを曲げて、フェアウェイに出すだけの状況となったが、「3打目を寄せたら相手にプレッシャーをかけられる」という小田キャディの言葉で、桑木は『冷静になれた』と振り返っている。的確な判断を下すことができた2人のコンビネーションが、優勝を手繰り寄せた。そうアドバイスしたものの、まさにその3打目には驚かされたという。「しびれました。ちゃんとピンに向かって打っていって」と、残り108ヤードから48度ウェッジの3打目を1メートルにつけてパーセーブ。2ホール目もパーとし、日本人女子7人目のメジャーチャンピオン誕生の瞬間をともに喜んだ。今年の日本ツアー「Sky RKBレディス」でも優勝を果たした、息ぴったりのコンビ。だが、そんな小田キャディにとって、会場のロイヤルリザム&セントアンズには“ある思い”があった。2012年の「全英オープン」で、武藤とともにこの地で戦った。初日を3アンダー・6位タイで滑り出したが、その後は後退して最終的には72位タイ。「僕はずっとリベンジしたいなと思っていたんです。それを桑木プロに言ったら、『じゃあ行きましょう』って。それで連れてきてもらえたんです」。選手は違えど、小田キャディにとっては14年越しのリベンジとなった。桑木もまた、特別な思いを抱いていた。昨年大会を4位で滑り出したが、2日目に「81」をたたいて予選落ち。今年は初日から3日間、2位を守り、3打差から出た最終日に逆転。クラブハウスリーダーとなり、後続を待った。10メートル以上のバーディパットを決められプレーオフに突入すると、ピンチを切り抜けて最後は歓喜に包まれた。2人のリベンジの場となった全英。それぞれにとって、忘れられない1日になったに違いない。