桑木志帆が全英を制した(撮影:GettyImages)
<AIG女子オープン 最終日◇2日◇ロイヤルリザム&セントアンズGC(イングランド)◇6601ヤード・パー71>桑木志帆が全英制覇を遂げ、日本勢7人目のメジャー女王になった。今回の快挙よって、多くの恩恵を得ることになる。
【写真】桑木志帆が”勝利の美酒”で乾杯!
まずはメジャー出場権。“60歳以下”という年齢制限はあるものの、今後は歴代覇者として全英に出場し続けることができる。さらに、ほかのメジャー4大会(シェブロン選手権、全米女子オープン、KPMG全米女子プロ選手権、アムンディ・エビアン選手権)についても、5年間の出場資格を手にした。また、米ツアーメンバーではない“ノンメンバー”だった桑木は、この優勝によって米ツアーメンバー入りの権利を得た。優勝当日に申請を済ませれば、今季からルーキーとしてプレーすることも可能だったが、これは回避。来年から本格参戦することを明らかにしている。もともと12月に行われる予選会(Qシリーズ)に出場予定だったが、それが免除された。その際には、優先度の高い出場カテゴリーが与えられることになる。現在の出場優先順位リストに基づけば、ノンメンバー優勝者に適用される『カテゴリー7』に入る見込み。メジャー優勝のためここに5年間割り当てられることが決まり、2032年まで出場面で大きなアドバンテージを得ることになる。もちろん、今後の活躍により、ポイントランキングトップ80が入る『カテゴリー1』など、より上位のカテゴリーに移ることもできる。今回の優勝は、将来的なリスクに備えた大きな“セーフティネット”を手に入れたことにもなる。そして、プロゴルファーとして重要な賞金でも大きな成果を得た。大会史上最高額がかけられた50回の記念大会で、優勝賞金150万ドル(約2億3000万円)を獲得した。日本ツアー通算5勝で、生涯獲得賞金は4億1289万3857円。その半分以上の金額を一夜で手にし、今季2勝で8342万2266円の賞金を大きく上回る、まさに破格のビッグマネーとなった。