河本結が桑木志帆の全英Vに刺激を受けている(撮影:佐々木啓)
<北海道meijiカップ 事前情報◇6日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6709ヤード・パー72>「早い、怖い」。時の流れの速さに驚きを隠せない。前戦の「大東建託・いい部屋ネットレディス」では熱中症のような症状もあり棄権。オープンウィークで休息を取り、体調を整えて北海道入りした。
【写真】初々しい! 河本結の女子高校生時代
桑木志帆の優勝で沸いた海外女子メジャー「AIG女子オープン」(全英)だが、出場資格を持ちながら今回は見送った。というのも、6月の「全米女子オープン」に出場した際に、「バテすぎて話にならない」と話していたように、日本と米国を行き来するハードスケジュールでは、思うようなゴルフができないと痛感した。「自分のパフォーマンスを出せないし、万全に整えて行かないと失礼」。日本の年間女王を目標とする河本にとって、国内での結果にこだわったうえでの“見送り”でもあった。ただ、桑木が優勝したことでメルセデス・ランキング(以下MR)で日本のメジャー大会2勝分にあたる800ポイントを加算し、年間女王争いで一気に優位な立場となった。目標とする女王レースで桑木が頭一つ抜け出した状況には、「抜けちゃったという感覚はありますが、それよりゴルフという競技を通じて刺激をもらいました」と、自らを再び奮い立たせるきっかけになったようだ。さらに「自分の目標や夢に向かって貪欲に頑張る姿には、同じプレーヤーとして胸を打たれるものもあります」と桑木の勝利を称えた。MRはまだ更新されていないが、これで桑木は通算2077.05ptになる見込みだ。同6位につける河本とは、約900ポイント差がつく。今後は国内メジャーも控え、この差を埋めるチャンスはいくつもある。「継続してコツコツやっていったら結果がそうなる。一つ一つの状況に気分を持って行かれないように、自分のやるべきことを外さずやっていく」。数字にとらわれず、今できるベストを尽くしていくと誓った。(文・齊藤啓介)