篤志家・鈴木愛が首位発進。大会2勝目で熊本に元気を届けたい(撮影:佐々木啓)
<北海道meijiカップ 初日◇7日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6709ヤード・パー72>「ここ2?3年は休み明けがあまり良くなくて…」。そんな苦手意識を明かした鈴木愛だが、不安を吹き飛ばす4アンダーの首位タイ発進を決めた。
【写真】有言実行 能登地震の際も1000万円寄付
オープンウィーク明けはどこか本調子ではないというが、そのワケは「私生活が乱れ過ぎる」ため。ゴルファーながら早寝早起きが苦手という鈴木にとって、休みとなれば夜中の2時に就寝ということもざら。実際、2024年は「大東建託・いい部屋ネットレディス」をスキップして出場した今大会で予選落ちを喫している。「勝手に時差ぼけ状態」のまま試合を迎え、思うようにいかないこともしばしば。今年は、練習もしつつ早寝早起きを心がけ、私生活を整えた結果、その効果が初日から出た形となった。そのオープンウィークには、最大震度7を観測する地震が熊本県を襲った。鈴木は被災地へ1000万円を寄付。自身のSNSでは、毎年熊本で開催される「KKT杯バンテリンレディス」を通じて、これまで地元の人々から受けてきた支援に感謝の思いをつづっていた。「もらったお金をほかの人に。自分だけじゃなく、いろいろな人を支援して、少しでも生活が楽になればいいなという思いがあります。少しでも不便がなくなればいいなという気持ちで寄付しました」鈴木なりの思いを義援金という形に変えて、熊本県を支えようとしている。火曜日、水曜日には8時間の特打ちも敢行。被災地への思いを胸に、苦手なオープンウィーク明けの戦いを克服すべく、残り2日間を突き進む。(文・齊藤啓介)