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エースは“赤スパイダー”に1WだけフレックスX 初優勝・吉澤柚月の個性的な14本【勝者のギア】

2026/08/10 15:00

プロ3年目で手にした初優勝。吉澤柚月を支えた14本のクラブに迫る(撮影:佐々木啓、ALBA)

<北海道meijiカップ 最終日◇9日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6709ヤード・パー72>プロ3年目で手にした初優勝。契約フリーの吉澤柚月を支えた14本のクラブに迫る。 【写真】個性的なセッティング 吉澤柚月を支えた14本 契約フリーのため、さまざまなメーカーのクラブを使用するが、軸となるのはダンロップ。3番ウッド、5番ウッドに続き、その下には4番、5番ユーティリティを入れている。いずれも『スリクソン ZXi』シリーズを使用。アイアンは3機種ある中から、寛容性と操作性を両立したオールマイティな立ち位置の『スリクソン ZXi5』をバッグインする。一方、ドライバーはその流れから外れるテーラーメイドの『Qi4D LS』を使用。シャフトはツアーではあまり見かけないモデルだが、「地元の練習場で工房をされている方から『打ってみない?』と言われたのがきっかけ」で、シンカグラファイトの『LOOP SLASH 6 TYPE-B』を挿している。フェアウェイウッドにも同じシャフトを使用しているが、ドライバーだけフレックスを『X』にしている点が興味深い。その理由は、「吹ける球が多くて、ランが出ないことが悩みで、少しでも弾道を低くしてランを出そう、と考えてです」。ヘッドもロースピン系だけに、ランを見込んでの選択と見て取れる。一方、フェアウェイウッドは地面から打つクラブで、球の高さも確保する必要があるため、フレックスは『S』としている。今シーズンは予選落ちが1回だけという抜群の安定感を見せているが、2024年のルーキーイヤーは決勝ラウンド進出が19試合でわずか1回。現在とは180度異なるシーズンを過ごしていた。ここまでの飛躍を遂げた要因として挙げたのが、パッティングだ。1ラウンドあたりの平均パット数は、24年から『30』『29.5969』『28.6863』(全体6位)と着実に減少。パッティングコーチとして大本研太郎氏に師事し、「距離感だけを磨くことで改善されていきました」と、パッティングは劇的に向上。今では自身の強みとして挙げるほどになった。その生命線を支えるパターは、テーラーメイドの『スパイダー ツアー』だ。色は違うが、ジェイソン・デイ(オーストラリア)も使用し、一世を風靡した“赤スパイダー”がエースだった。「長く使っています。使い始めたのは中学生の頃から使用していました。いまは中学時代に使用していたパターの色違いを使用しています」。何度パターを替えても、最終的に戻ってくるのはこのパター。赤の塗装が激しく剥がれてきたこともあり、現在は同型のシルバーヘッドを用意してもらい、使用している。【吉澤柚月の優勝セッティング】1W:テーラーメイド Qi4D(10.5°/シンカグラファイト LOOP SLASH 6 TYPE-B 6-X)3,5W:スリクソン ZXi(15°,18°/シンカグラファイト LOOP SLASH 6 TYPE-B 6-S)4,5UT:スリクソン ZXi(22°,25°/KBS PGH 75)6~PW:スリクソン ZXi5(KBS PGI 90)48,52,58:タイトリスト SM11(KBS $-TAPER LITE 95)PT:テーラーメイド スパイダー ツアーBALL:ブリヂストン ツアーB X