横峯さくらがリランキング順位を上げた(撮影:佐々木啓)
国内女子ツアーは先週、「北海道meijiカップ」が終了した。今年も非シード選手を対象にしたメルセデス・ランキング(以下MR)に応じて、シーズン途中に出場優先順位を入れ替える『リランキング』(全2回)が実施される。
【写真】変わった? プロテスト合格時の吉澤柚月
6月の「ニチレイレディス」終了時点に第1回が実施されたが、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」(9月25日開幕)終了後に行われる第2回で、秋以降の終盤戦出場権が決まる。先週は今季2度目の北海道大会が開催された。林でセパレートされた狭いホールに小さなグリーン。吹き抜ける強い風に初日から苦しめられる選手が続出した。そのなかで、初日を首位と1打差でスタートした吉澤柚月が2日目にトップタイに立つと、最終日も3つ伸ばして、初の優勝カップを手にしてみせた。これで吉澤は、リランキングを無事に“卒業”。前戦終了時に2位だったリランキングを飛び越えて、優勝による来季終了までの出場権を獲得した。メルセデス・ランキングも上位につけ、同上位50人のシード権も獲得確実。前戦の加藤麗奈に続き、一抜け状態で、ツアー後半戦へと向かうことになる。同じく今季はリランキング対象選手から吉田鈴(ヨネックスレディス優勝)、倉林紅(資生堂・JAL レディス優勝)の二人もツアー優勝で2027年までの出場権をゲット。若手の新勢力が元気にツアーを盛り上げている。現在1位につける藤本愛菜や2位の政田夢乃も優勝が期待されているが、ベテラン勢も黙ってはいない。今大会の上位陣を見ると、シード選手やメルセデス・ランキング上位に位置する選手、第2回リランキングも突破確実な選手が名を連ねるが、そんななか、今年の12月で41歳になる大ベテランの横峯さくらが大会11位タイに入り、リランキング順位を上げた。初日に1アンダーをマークして上々発進を決めると、2日目は1オーバーのラウンドでやや後退した。それでも首位とは5打差で迎えた最終ラウンドを2アンダーで乗り切り、トータル2アンダーの11位タイ。メルセデスポイントの上乗せに成功し、前戦終了時のリランキング44位から36位に浮上した。終盤戦出場の安全圏とされる27位以内も見えてきた横峯。通算23勝を上げているものの、最後の優勝からは12年の時が経っている。米ツアーにも挑戦し、国内に復帰してからは結婚、出産も経て、いまやママさんプレーヤーの代表格。今シーズンベストとなる11位フィニッシュの勢いで、夏を乗り切っていきたい。現時点では、リランキング1位に前述の藤本、2位に政田、そして3位には今季2度の優勝争いを演じているツアー未勝利の仲宗根澄香がつける。この3人はシードも見える位置で、次なる“一抜け”を目指すことになる。