今井鮎美は8度目のテストに挑む。
25歳の今井鮎美は今年が8度目のプロテスト挑戦となる。昨年は3年ぶりに最終プロテストに進出。初日は合格圏内で滑り出したものの、2日目以降、徐々に順位を落として不合格となった。武器であるアイアンショットを生かすためにも、今年はショートゲームを磨き、2次から参加となるプロテストに臨む。
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2022年からマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(ネクヒロ)でプレーする今井は優勝こそないものの、同じプロテスト合格を目指す選手たちの中で何度も上位争いを演じてきた。そんななか、今季は春先から苦戦。それでも、6月の第8戦で1打差の2位に食い込むなど、プロテストが近づくにつれて調子を上げてきている。 「1Wが安定していなくて、ヘッドもシャフトもいろいろ試していたんですけど、セッティングがようやく落ち着いて、安定して振れるようになってきたので、それに合わせて調子も上がってきた感じですね」。ティショットが安定したことで、得意のアイアンショットでチャンスを作る回数も増えてきた。 とはいえ、アイアンショットも常に好調というわけにはいかない。プロテストの緊張の中となればなおさらだ。「アイアンが得意でパーオン率は高い方なんですけど、テストの4日間それを続けるのは難しくて、調子が悪い日にグリーンを外したところでボギーが続いて、ズルズルいってしまっていました」。そこをいかに耐えるかが、合格への課題だ。 それだけに今季は、オフから苦手とするアプローチの練習に力を入れてきた。打ち方はもちろんだが、大きく変えたのは意識の面。「今まではキャリーで何ヤード打つかに集中し過ぎて、球筋のイメージが湧いていませんでした。素振りからひたすらイメージを作るように意識したら、それが良くて、気持ちも楽になりました」。イメージを重視し、いい意味で落としどころはアバウトにした。 「花道からの“これは寄せなきゃダメだよね”みたいなところで、寄せ切れなかったりしていたんですけど、転がして上手く寄せられたり、そういう場面が増えてきました」。課題克服に確実に前進している。 あとはプロテストの重圧をいかに乗り越えるか。「空気にのまれずに今までやってきたことをぶつけるだけですね。プロテスト独特の緊張感で手が震えて、思い通りのスイングができなかった年もあったんですけど、震えるのはどうにもできないんで、やるべきことに集中するしかないですね」。目指すのはレギュラーツアーで安定して上位で戦う強い選手。今年こそ目標に向けてのハードルを突破する。(文・田中宏治)