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凱旋の桑木志帆を襲った「見えないプレッシャー」 予選通過へ“全英覇者”の意地

2026/08/14 16:52

桑木志帆は60位から巻き返しを図る(撮影:福田文平)

<NEC軽井沢72ゴルフ 初日◇14日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6590ヤード・パー72>「最初のほうは緊張していました」。2週前の「AIG女子オープン」(全英)を制し、凱旋試合として今大会を迎えた桑木志帆。スタートホールから多くのギャラリーが見守るなか、これまで味わった緊張感とは「全然違います」と言い切るほどだった。初日は4バーディ・3ボギーの「71」で回り、1アンダー・60位タイの滑り出しとなった。 【写真】大ギャラリーの中でショットを放つ桑木 「勝手に緊張しました。周りの見えないプレッシャー。多分勝手に感じているだけなんですけど、初めての経験でした」。一日を通して多くの観客が集まったが、「あまり見ていなかったです。でも、イギリスより多かったです」と冗談を交え、報道陣の笑いを誘った。出だしの1番では、ティイングエリアへ向かう際にファンから「おめでとう」という祝福の言葉が飛び交った。緊張感があるなかでもティショットをフェアウェイに運び、大歓声が沸き起こる。そこからピン手前約10メートルに乗せたものの、3パットのボギー。「緊張のせいだと思います」と、“全英覇者”として立つ舞台は、ただただ緊張に包まれた。前半の7番までに2オーバーとなり、「やべーと思って」と焦りもあった。しかし、4、5番ホールあたりから抱えていた緊張感が徐々に解け、「最後のほうはやっと自分らしいゴルフができてきたので、もう全然緊張はなかった。まず、アンダーに戻せたのは良かった」と笑顔を見せた。前戦はリンクスコース。今大会とはレイアウトも環境も大きく異なる。「上手くアジャストできたのか?」という問いには「いや、全然できないですね」と即答。今大会は、硬めのグリーンだった全英に比べ、夏場に加えてここ数日間の雨の影響もあり、やわらかいグリーンコンディションに苦しんだ。「ダウンヒルでも戻ってくるぐらいやわらかくて、あまり(ショットで)突っ込んでいくイメージがなくて。手前から入ると飛ばなかったりするので、打ち込みにくそうな感じ」と振り返った。それでも、技術面の調子は悪くない。「全体的に悪くないので、緊張しなかったら大丈夫だと思います」。あすは、いつも通りの精神状態で迎えたい。「予選通過をしたい。しっかりアンダーを出さないと(予選通過は)難しいと思うので、前半から波に乗っていけるように頑張りたいです」と前を向く。まずは予選通過へ“全英覇者”の意地を見せつける。(文・高木彩音)