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タイ勢の快進撃が止まらない! 今季3勝目ジーノ・ティティクルを含むトップ5に4人

2026/08/17 17:35

優勝したジーノ・ティティクル(撮影:GettyImages)

<スタンダード・ポートランドクラシック 最終日◇16日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6541ヤード・パー72>バーディ合戦を制した23歳のジーノ・ティティクル(タイ)が今季3勝目、通算10勝目を挙げた。同郷のアルピチャヤ・ユボル、2023年大会覇者のシャネッティ・ワナセンと激しいデッドヒートを繰り広げ、最後は1打差で2人を振り切った。 【写真】ティティクル、オールキャロウェイの14本に安定感 首位と2打差から出た最終日は、前半からスコアが大きく動いた。1番でバーディが先行したジーノは、3番からも5連続バーディ。9番こそボギーとしたが、10番のイーグルで抜け出した。12番のボギーの後も2つ伸ばし、同じくバーディを量産した2人を退けた。この3人に加え、パジャレー・アナナルカルンも5位タイに入り、5位タイまでの7人中4人をタイ勢が占める結果となった。「才能がある選手がタイにはたくさんいる。誰でもリーダーボードの一番上に立つことができると信じている。次の世代に影響を与えていきたい」。タイ勢の快進撃について、こう語るジーノ。昨季・今季と勝利を挙げたタイ勢はジーノただ一人だが、24年には国別で年間5勝を記録するなど、近年のタイ旋風は衰えを知らない。「次世代への影響」と話すジーノだが、タイのゴルフを一躍世界のトップステージに引き上げたのは、11月に31歳を迎えるアリヤ・ジュタヌガーンに違いない。2015年に米ツアーへ本格参戦し、翌16年5月の「ヨコハマタイヤLPGAクラシック」でタイ勢としてツアー初優勝。そこから怒濤の3連勝を飾り、世界に名をとどろかせた。同年7月の「全英リコー女子オープン」で4勝目、翌年には「全米女子オープン」も制するなど、メジャー大会でも無類の強さを見せる。通算勝利数は12回。21年の2勝を最後に優勝からは遠ざかるが、後輩たちがしっかりとバトンをつないでいる。同年にはパティ・タバタナキトが「ANAインスピレーション」(現シェブロン選手権)でタイ勢2人目のメジャー覇者となり、世界のゴルフ勢力図にしっかりとタイの存在を刻んだ。同じく21年の最終予選会(Qシリーズ)を3位で突破したのがジーノだ。ルーキーイヤーの22年に2勝。23年こそ未勝利に終わったが、24年には6月のダブルス戦に続き、最終戦の「CMEグループ・ツアー選手権」でも勝利。タイ勢の同年6勝目となりシーズンを締めくくった。翌25年も最終戦連覇を含む3勝で、年間最優秀選手賞を受賞。今季は2月の地元大会「ホンダLPGAクラシック」を皮切りにこれで3勝目となった。5月の「ミズホ・アメリカズオープン」連覇後には悩みも抱えたというが、「これで自分の中のマイナス面を克服できた」と喜びをかみしめた。「泣いたり、悲しんだり、ゴルフには良い面と悪い面がある。時には打ちのめされるようなことも。でも、それもゴルフ。これまでの努力や犠牲が報われた」と語り、葛藤に打ち勝った自身をねぎらう。目標の一つに掲げるメジャー制覇は来年以降におあずけとなったが、自身最多となる年間4勝以上を目指し、後半戦へと向かう。