安定感抜群でシードも見えてきた神谷桃歌(撮影:福田文平)
国内女子ツアーは先週、「NEC軽井沢72ゴルフ」が終了した。今年も非シード選手を対象にしたメルセデス・ランキング(以下MR)に応じて、シーズン途中に出場優先順位を入れ替える『リランキング』(全2回)が実施される。
【写真】変わった? プロテスト合格時の神谷桃歌
7月の「ニチレイレディス」終了時点に第1回が実施されたが、約1カ月後の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」(9月25日開幕)終了後に行われる第2回で、秋以降の終盤戦出場権が決まる。先週は記録的なスコアが飛び出した。プロ7年目の安田祐香が初日11アンダーをマークして首位に立つと、最後までその座を明け渡すことなく3日間で脅威の26バーディを奪い、ツアー3勝目を挙げた。安田に続く上位陣にはツアー優勝者が名を連ねるなか、リランキング対象選手では神谷桃歌が健闘をみせた。2024年のプロテストに合格し、昨年末のファイナルQTを2位で突破し参戦している今季。前半戦は4試合連続の予選落ちで始まり、ニチレイ終了時のリランキングは45位。そのままでは第2回を突破して終盤戦出場につなげるのは困難というなかで、ここにきて一気に頭角を現している。7月の「資生堂・JALレディスではプレーオフに進み惜敗の2位タイ。その翌戦から軽井沢までの5試合でもすべてトップ25に入り、先週も12位タイ。リランキング9位まで浮上した。MRでも47位とシード獲得の50位内に入ってきた。驚異的なバーディ合戦のなかで、軽井沢初日は「65」をたたき出した。2日目こそ「75」と崩れたが、最終日に意地の「66」でカムバック。予選ラウンドの平均スコアは全体60位なのに対して決勝ラウンドは23位。特に4日間大会の4日目は平均スコアが「70」で全体13位。最終日の追い上げで優勝カップを掲げる日も近いかもしれない。神谷を含め、この24年組は豊作で、すでにツアー優勝を果たしているのが2勝の入谷響、各1勝の荒木優奈、加藤麗奈、吉田鈴らがそろう。そして、昨年プロテスト合格の今季ルーキーたちも、1期上の“先輩”たちの背中を追っている。ルーキーのなかでも元気なのが現在リランキング1位につける藤本愛菜。6月第1週の「ヨネックスレディス」を5位タイで終えると、そこから10試合連続予選突破。7月には3試合連続9位タイで、一度もトップ20を外さない安定感を見せている。MRでもルーキートップの13位と来季シードに当確ランプを灯す勢い。次なる獲物は当然、初優勝だ。そのほかのルーキーでは資生堂・JALで優勝した倉林紅がすでにリランキングを卒業し、来季までの出場権を獲得済み。その資生堂・JALでプレーオフまで進んだ前多愛(めぐ)が17位。ニチレイでプレーオフ惜敗の吉﨑マーナが26位。鳥居さくらが28位、ジ・ユアイ(中国)が32位につけている。終盤戦出場の安全圏とされる27位以内を目指す戦い。藤本に次いで2位に政田夢乃、3位には今季2度の優勝争いを演じているツアー未勝利の仲宗根澄香がつける。次にリランキングを抜け出すのは誰かなのか。し烈な戦いから目が離せない。