ディープインパクトのヘッドカバーで覚えてください!(撮影:ALBA)
「間違いなく飛んだ! ディープインパクト!!」。2025年のマイナビポイント年間女王が馬群のなかから抜け出す瞬間を待っている。JLPGAプロテスト合格を目指すマイナビネクストヒロインゴルフツアー通算3勝の林亜莉奈は24歳の年女。自腹購入した伝説の競走馬・ディープインパクトの1Wヘッドカバーには、午年生まれ以外のワケもありまして――。
次のJLPGAヒロイン・六車日那乃も髪、ほどきました
A地区(サミットGC・茨城)で出場したJLPGAプロテスト一次予選は10位でクリアして、二次予選は滋賀カントリー倶楽部で行われるC地区(9月8日?11日)にエントリー。8月は試合が少ないため7月までの試合で得た課題をクリアするべく練習をメインに調整中で、今後はテスト会場での練習ラウンドなどで試合感を取り戻していく予定だ。二次までは1カ月(インタビュー時点)、林に慌てる様子はない。「けっこう試合を入れるのが好きなので詰め詰めでやってしまうんですけど、テスト一次の前に体をメンテナンスしきれてないなっていうのを実感したのでちょっと気をつけてやっている感じ」。大一番を前に練習も熱が入りそうになるのは“あるある”だが、「打ち込んで悪いほうに行くってよりかは、体を整えて自分のできる動きの再現性を高めていけるようにしたい」と泰然自若としている。ネクヒロで年間通して試合を戦うなかで「ネクヒロあるから練習ってよりかは、詰めすぎてるからもうゴルフしないで体メンテナンスして迎えた試合のほうが成績が良かったりする。去年から今年にかけて意識的にちゃんとできるようになってきた」。最大18試合のツアーを戦うなかで得た体と向き合いながら成績を残す術は大事なプロテストへの調整にも有効で、「テストだ! 頑張るぞ、気合入れていくぞ! っていうよりかは、ネクヒロみたいに、“よし行くか”みたいな感じで」とメンタル面も波立つ様子はなさそうだ。今季はオフにオーストラリアツアーにも参戦した。「向こうで毎週のように4日間試合をやったことによって、良くも悪くも引きずらないようになった。ちょっとピンチになっても、まあまだ大丈夫っていうふうに思えるようになったのかなって」。また、どうしても日本にいるとプロテストにフォーカスしがちだが「世界を見れば、他にも戦う場所がある」と、プロゴルファーとしての視野も広がったのも武者修行の収穫。プロテストを過剰に意識することも、今はない。ところで、冒頭で触れたディープインパクトのヘッドカバー。購入した理由はそのレーススタイルに自分を重ねているからだという。「競馬はやらないんですけど(ディープインパクトは)スタートでちょっと遅れをとるけどそこから追い上げていく馬っていうのを聞いて、自分も荒れてスタート出遅れるけど、諦めずに食らいついていくスタイルっていうのもあって、いいなって思った」。林にとっての今年のネクヒロ初戦となった第3戦「CR?ATION DREAM CUP」。結果はプレーオフまで1打に迫る5アンダーの3位タイでフィニッシュしているが、実は中継ホールの1番でダブルボギーを叩く立ち上がりからの巻き返しだった。優勝した第5戦も6打差から終盤に差し切っての大逆転劇。さながらスタートに失敗しながら“空を飛ぶような”圧倒的な追い上げでレースを制する最強馬のよう…と言ったら言い過ぎだろうか。ちなみに、このヘッドカバーを使い始めて初試合となった日本女子オープン地区予選では、「スタートで林に打ち込んでボギーだったんですけど、しっかり巻き返して最終にいけた」とご利益はあるみたい。ディープインパクトのように、プロテストでもネクヒロでも後方からの末脚に注目したいところだ。あ、もちろん無理に出だしでつまづかず、先行逃げ切りしてもらっても構わないのですが…。