ルーキーの鳥居さくら。先週の悔しさを糧にして飛躍を目指す(撮影:上山敬太)
<CAT Ladies 初日◇21日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6657ヤード・パー72>後半の4番、5番で、ともにティショットにミスが出て連続ボギーを叩いたルーキーの鳥居さくらだが、それを一発で帳消しにする見せ場が終盤にやってきた。8番パー4。48度のウェッジで放った、残り114ヤードの2打目が直接、カップインした。本人も「初めて」と話すダンク・イーグルに気づくと、両手を上げて喜んだ。
【写真】雰囲気が変わりました 女子高生時代のとりさく
「流れが悪いなかだったんですけど、(左)ラフから打った球がピン方向に飛んで行って、寄ったらいいなぐらいだったんですけど、入ったという感じでした」。直接決まったことは、まず耳で察知した。「ピンに当たった音がしたので、弾かれてなければいいなと思ったんですけど、行ったら入ってました」。これで流れを引き戻し、最終9番でバーディフィニッシュ。6アンダーの首位でホールアウトした。ショット、パットの両面で手応えを感じられた。計測ホールでのドライビングディスタンスは、平均259ヤードで4位タイ。フェアウェイキープ率は57.1%(8/14)だったが、パーオン率は66.7%(12/18)を記録した。パット数24は2位タイ。高速グリーンを攻略した。「きょうは目の前の一打に集中できました。スコアも気にせず、必死で打ってました」。それが奏功した。先週の「NEC軽井沢72ゴルフ」では、決勝ラウンドまで進みながら失格という悔しい結果に終わった。最終日の1番ホールで打った球が、最終的にOBラインを越えていたと判定され、誤球という裁定が下された。2番ティで競技委員を呼び確認もしたが、その日のラウンド後には「(すぐに競技委員を)呼ぶべきだった」などの反省も。ルーキーにとって苦い経験にはなったが、「気持ちを切り替えて、初めてのコースに向き合うことだけを考えています。目の前の一打に集中します」と、ここからも懸命のプレーを続けていく。同じ2007年生まれの同学年で、同じ兵庫県出身のプロ2年目・加藤麗奈とともに首位に並んだ。「ベストを尽くすのみかなと思います」と前を向いて、残り2日間も戦っていく。(文・間宮輝憲)