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同学年選手にも刺激 19歳・加藤麗奈がパー5制圧し初の首位発進「1勝だけで終わりたくない」

2026/08/22 07:44

プロ2年目で初Vを挙げた加藤麗奈。同期と切磋琢磨してさらなる飛躍を遂げる(撮影:上山敬太)

<CAT Ladies 初日◇21日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6657ヤード・パー72>7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」でツアー初優勝を挙げたプロ2年目の19歳・加藤麗奈は、自信を胸にコースと向き合うことができている。それまでは「シードとか優勝とかいろいろ気にしていた」と言うが、今は「ちょっと心に余裕ができて、上だけを見てできるようになりました」と大きく前進。やはり“1勝”が選手に与える影響は、測り知れないものだ。 【写真】吉田鈴、都玲華らもこの年 才色兼備の97期生 6つのバーディを奪って、ボギーもなし。6アンダーで同学年の鳥居さくらとともに首位に並んだが、スタート前は「ショットもパットも調子がよくなかったので、不安でした」とも振り返る。ツアーでも屈指の高速グリーンと対峙するため、特にパッティング面では最後まで調整を重ねた。「アドレスを変えました。ほんの少しだけボールに近づいて。感覚派なので何センチとかはないんです」。するとこの日のパット数は『25』で、5位タイ。高い修正力も印象に残った。スコアメイクでカギを握ったのは4つあるパー5。このすべてでバーディを奪った。左ラフから残り47ヤードの3打目を左2メートルにつけた1番を皮切りに、9番は5メートル、15番は10メートルをねじ込んだ。最終18番も残り93ヤードを48度のウェッジで打った3打目が、バックスピンでピンに寄り“お先”の位置につけた。ラウンド前に感じていた不安が、ウソのようなプレーだ。優勝を機に、試合前の過ごし方にも変化が生じている。「前夜祭やプロアマに出る機会が増えました。前夜祭はオフという感じで、選手の皆さんとお話できてうれしいです。優勝したんだなと思います」。ルネサンス大阪高3年時に受けた2024年のプロテストに一発合格。当時は現役高校生プロの誕生で注目を浴びたが、そこから2年が経ち、今はトップ選手のひとりにまで成長している。加藤の優勝は、同年代の選手にもいい刺激を与えている。こちらも宮崎・日章学園高3年時に受けた24年のプロテストで合格した福田萌維は、「同級生で唯一の同期なので、すごい力になりますね」と話す。さらに「同年代が勝つとすごいと思うし、負けられないというのもある。そういう選手と一緒に最終組で回って勉強させてもらいたい」とも続ける。福田も首位と2打差の7位タイの好発進。その希望が叶うチャンスが訪れている。「1勝だけでは終わりたくはないので2勝目を早く挙げたい」。初日を首位で終えるのはレギュラーツアー31試合目で初めて。加藤の視線はさらに“上へ”と向けられている。若い力の切磋琢磨は、女子ゴルフ界の盛り上がりには不可欠。箱根では、その戦いにも注目が集まりそうだ。(文・間宮輝憲)