ゴルフパートナー

首位で2度目の最終日最終組 吉田鈴が初V前から続ける“体力温存策”「削るところが練習ラウンドしか…」

2026/08/22 16:59

「66」で首位に浮上した吉田鈴(撮影:上山敬太)

<CAT Ladies 2日目◇22日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6657ヤード・パー72>ツアー初優勝を挙げた6月「ヨネックスレディス」に続き、2度目の最終日最終組入り。吉田鈴は佐久間朱莉と並ぶトータル9アンダーの首位で最終日を迎える。 【写真】吉田鈴がギャラリーを引き連れます 「本当に楽しみ。最終組の緊張感はまだ覚えていて、ああいう感じになるんじゃないかなと思う」と、明日の朝の心境を想像する。期待と緊張感のなか、今季2勝目を目指していく。計2週のオープンウィークこそあったが、今大会が今季23試合目で、フル出場を続けている。「体力的には若干落ちているけど、それがスコアには表れていないので、まだ大丈夫かな」。疲労感も気になる季節だ。睡眠は毎日8時間は取り、回復に励んでいる。また「最終的に自分でメニューを考えて、自分で直せるようにしたい」というのが狙いにある“自己流トレーニング”で体力アップを図り、試合に出続けられる体を作っている。さらに、こんな工夫もある。「初優勝の少し前から、練習ラウンドをしないようにしました」。試合前にコースを回るのは、プロアマの18ホールだけ。「集中力が大事と考えると、もう削るところが練習ラウンドしかなかったので」。練習量を抑えて、体力を温存することが目的だ。「メジャー前とかは分からないですが、将来的に目指しているものには体が大事になる。だから今はトレーニングを優先しています」。その“目指す姿”の詳細は胸の内に秘めているが、動きを含めたフィジカルの向上を一番に考えている。今週はアップダウンのあるコースだが、「練習ラウンドはプロアマだけなので、歩くのは苦じゃない。心拍数を上げる、それを持続するトレーニングを結構やっているので、最終ホールに疲労を感じることは最近、なくなってきました」とケロリ。目指しているものが間違っていないことも実感できている。うれしいニュースも飛び込んできた。今週カナダで開催されている米ツアー「CPKC女子オープン」で、姉の優利が2位で予選を通過。「ひさびさにいい感じだと思うので、2人とも良ければうれしいですね」と話す。今朝、『いい感じだね』とLINEを送ると、『たまにはね』という返事があった。姉が日本に戻ってきた際には姉妹で食事をともにした。「アメリカでストレスを抱えていると思うので、私は聞き役です。日本にいる時くらいはリラックスしてもらいたい」。姉からは優勝祝いに一眼レフカメラを買ってもらい、それがお気に入り。姉妹の時間も活力になっている。奪ったバーディは8つで、今季4度目となるパー72でのベストスコア「66」を記録した。順位は13位から大きく浮上。2日間の平均パット数「25」は2位タイと、「最近、雰囲気がよくなかった」というグリーン上も安定している。「ピンポジションが難しくなると思うし、きょうみたいなラウンドはできない。緊張感も違うと思うけど、とにかくよく寝て、体力回復を第一優先に考えます」。最後まで集中力を保ちながら、2つ目のタイトルへ一歩ずつ近づいていく。(文・間宮輝憲)