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3本が多いなか…吉田鈴がこだわるウェッジ2本体制 6UT&6Iが語る“吉田流”打ち分け術【勝者のギア】

2026/08/24 17:00

吉田鈴の14本に迫る(撮影:上山敬太、ALBA)

<CAT Ladies 最終日◇23日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6657ヤード・パー72>最終日を首位タイでスタートした吉田鈴が、6月の「ヨネックスレディス」の初優勝に続き、ツアー2勝目を飾った。前半をすべてパーにまとめると、勝負のサンデーバックナインで4つ伸ばし、2位に2打差をつけて逃げ切った。笑顔の勝利を支えた14本のクラブに迫る。 【写真】確かに打痕がヒール側に寄っている? ヨネックス優勝時からクラブ変更はなかったが、あらためて見てみると、吉田らしさが詰まった構成になっている。14本はすべてキャロウェイ社製で、信頼は厚い。ドライバーは最新作『クアンタム◆◆◆MAX プロトタイプ』で、そこにプロテスト合格前から使用するフジクラの『スピーダーNXバイオレット』を挿している。40グラム台というのも吉田の大きな特徴で、疲れが出てもしっかり振り切れる重さに調整されている。フジクラの担当者によると新作の『スピーダーNXホワイト』も試しているということだが、現時点では変更には至っておらず。今のものがベストマッチングと言えそうだ。フェアウェイウッドもドライバーモデルの流れをくんで3、5、7番の構成。そしてユーティリティ(UT)は5番、6番を別モデルで使用する。これらの打痕を見ると、ヒールに寄っていることもわかる。「私はUTで縦距離を合わせるのが昔から得意。ヒール側に当てる意識はしてないですけど、クラブの走らせ方のイメージが最近はいいです」と自然に打ち分けているという。ちなみに縦距離については「3ヤード刻み」でコントロールしていることも明かした。UTの6番とともに、アイアンにも6番をバッグインする。この6番は7番以下とは別のもの。同じ『XフォージドSTAR』ながら、6番は2024年モデルで7番以下は26年製だ。6番を“2本”入れていることについては「6番アイアンや、UTは本当によく使うクラブ。そこをおろそかにしたくないし、縦距離を詰めようと思っています」と、ショットメーカーらしい吉田なりの美学がある。長い番手でもスコアをつくる吉田。「傾斜が強いコースなので、打つ球はカットボールや、ドローで飛ばして手前から転がすとか、いろんな球を打ちました。その再現性が高かった」と勝因を分析。その半面、今では3本が主流になっているウェッジが2本という構成も吉田ならではのものだ。「ジュニアのころから2本でした」と話し、50度、58度でロフトピッチも大きいのも特徴。100ヤード以内の重要性が説かれることが多いなかでも、自分流を貫く姿勢でますます自信をつけている様子がうかがえる。ショットでチャンスを作ることに成功したとはいえ、2勝目に最も貢献したクラブにはパターの存在を挙げる。ツアー屈指の高速グリーンに加え、傾斜やピン位置の難しさでも知られる今大会。最難関となった16番では手前から奥に下っていくピン位置まで12メートルある距離を沈めてみせた。使うパターはオデッセイの『ホワイトホットOG ROSSIE』で、こちらは5月に投入したもの。初優勝時には「精度が高まっている」と話していたが、グリーン上のパフォーマンスも向上し、総合力が上がっているのが好調の要因だ。ちなみにグリップはドライバーからウェッジまで『PALMAX』で統一されている。女子ツアーでは華やかな色を使う選手も多いが、吉田はダークな色を装着。クールなイメージともマッチしている。【吉田鈴の優勝セッティング】1W:キャロウェイ クアンタム◆◆◆MAX プロトタイプ(9度/スピーダーNXバイオレット 40S)3,5,7W:キャロウェイ クアンタムMAX(15,18,21度/3,5W=ベンタスレッド5S、7W=ベンタスレッド6S)5UT:キャロウェイ パラダイム(24度/ダイヤモンドスピーダーHB 7S)6UT:キャロウェイ Aiスモーク(27度/ダイヤモンドスピーダーHB 7S)6I:キャロウェイ XフォージドSTAR(N.S.プロ 850GH neo S)※2024年モデル7~P:キャロウェイ XフォージドSTAR(N.S.プロ 850GH S)※2026年モデル50,58:キャロウェイ Xフォージド(N.S.プロ 850GH S)PT:オデッセイ ホワイトホットOG ROSSIEBALL:キャロウェイ クロムツアーX