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コースに行かない人は「ゴルファー」じゃない? 年1ラウンド、120切り、マイクラブ所持……『ゴルファーの定義』とは?

2026/08/28 18:00

コースには行かず、練習場のみという「ゴルファー」がいるという

ここ数年で、インドアゴルフの施設を見かける機会が多くなった。そんな昨今、ゴルファーとはどんな人たちのことを指す言葉なのか? 様変わりするゴルファー像について、四六時中ゴルフ漬けのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が語る。 【画像】同伴者のスカートの中が見えそう!「こんなとき、どうする」 都市部周辺で起きているインドア練習場ブームの中で、ゴルフコースでプレーしない、練習するだけのゴルファーがいるという噂を耳にしました。興味があったので、いくつかのインドア練習場に取材をしたところ、面白いことが分かりました。 まず、物理的に初心者でコースデビュー前という人がいます。インドア練習場によってはコースデビューは各自でよろしく、となっていて、スクール主宰のデビューイベントはないところもあり、1年以上もコースデビュー前のまま通っている人がいると聞いて驚きました。 次に多かったのが、仕事をリタイヤして運動不足を解消するために練習に通っている高齢者です。70代、80代になるとコースは面倒だが、練習だけなら気軽にできるのでちょうど良いのだという意見もありました。 ちょっと不思議だったのは、何度かコースに行ったけど時間もお金も掛かるし、日焼けもするなどのマイナス要因があるので、室内ゴルフのシミュレーションで十分に楽しいと、インドアゴルフのみにシフトチェンジした人がいることです。ゴルフコースでゴルフの面白さを知った上で、マイナス要素が理由で練習だけで満足できるなんて自分なら無理です。 また、ゴルフ仲間が鬼籍に入ったり、免許を返納したりして、一緒に行く仲間がいなくなってコースに行けなくなったけれど、ゴルフに触れていたいから練習だけはする、という高齢者もいるようです。 悲しいケースもありました。誰も一緒に行ってくれなくて、一人予約でも出禁になった嫌われ者が、コースに行ける日を待ちつつ、ヤル気満々で練習を積み重ねているというのです。ゴルフの残酷さに震えました。 面白かったのは、スコアはどうでも良くて、ドラコンだけが大好きで、クラブもドライバーだけしか持っていない人が、ただひたすらドライバーの飛距離アップを目指して通っている話です。ゴルフの魅力の奥深さに拍手したくなりました。 様々な理由からゴルフコースに行かずに、練習しかしないタイプの人がいることが判明しましたが、割合としては各インドア練習場に数名で、まだまだ少数派だということも分かったのです。 「明日ゴルフなんです」と言った若者がいて、詳細を聞いてみたら、コースではなく練習場に行く話だったことがありました。「それはゴルフに行くのではなく、練習に行く、と表現します。ゴルフに行くというのは本番だけに使います」と教えましたが、時代は変化を受け入れて変わっていきます。そう遠くない将来、コースに行かないゴルフも市民権を得て、ゴルフに行くと言える日が来る可能性は否定できません。 練習だけしかしない人について取材をして、ゴルファーとは何か? と考えてしまいました。ある定義では、自分のゴルフクラブを持っている人ですし、別の定義では、過去1年に1回でもゴルフコースでプレーした経験がある人で、賢者の中には120打以内でラウンド出来る人がゴルファーだと言うのです。 インドア練習場は、数で比較すると屋外の練習場より多くなったそうです。街中でクラブを持って歩いている人をよく見かけるのは、インドア練習場が増えている証拠でしょう。近所で気軽に練習できるようになったことで、ゴルファーが増えたのだと笑える明日を信じて、練習だけで完結してしまうゴルファーをいつかコースに誘おうと思うのでした。(文・篠原嗣典) 篠原嗣典ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験しゴルフと恋愛のために生きると決意。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。ベストスコア「67」、ハンディキャップ「0」。