杉山知靖とキャディママ(撮影:ALBA)
<Sansan KBCオーガスタ 2日目◇28日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7293ヤード・パー72>今季から芥屋ゴルフ倶楽部所属となった杉山知靖がホームコースで「66」の猛チャージを見せ、午前組終了時点では首位タイの10アンダーまでスコアを伸ばした。その後、午後組がスコアを伸ばして●位タイとしたが、上位で決勝ラウンドに進む。今週はハウスキャディのリーダーに当たる“キャディママ”の役職に就く田中由紀子さんと初タッグ。ベテランキャディの的確なアドバイスもあり、上位に名を連ねた。
【写真】杉山知靖 “キャディママ”と初タッグ
田中さんはキャディ歴18年のベテラン。17番パー3ではコースを知り尽くしたハウスキャディの読みが見事にバーディを生んだ。「ティショットはナイスショットだったんですけど、ちょっと上についてしまって、由紀子さんに“真っ直ぐだよね”って聞いたら、“左に曲がるよ”って、はっきり言われたんで自信を持って打ちました」バーディパットは下りの8メートル。カップ1個分右を狙ったボールは直前で左に曲がって、カップに沈んだ。同コースはツアーで唯一のコーライグリーンで、一般的なベントグリーンに比べると芝目の影響を受けるのが特徴だが、杉山は「あの場面は傾斜が強かったと思います」と振り返った。「ベテランの方なので、僕よりも多くこの大会を経験していると思いますし、毎日キャディをしてグリーンを熟知されている」と杉山は田中さんへ絶大の信頼を寄せる。一方の田中さんは「杉山プロはうちの子と同い年なんですよ」と我が子と重ねて、全力でサポートしている。今季はレギュラーツアーと下部のACNツアーを行き来する立場。「毎試合、コンディションを整えて、ケガなく、集中してプレーできる状態を意識しています」と普段は結果よりも、その過程を重視してツアーに臨む杉山だが、今週ばかりは特別な思いがある。「万全の練習環境を整えていただいているので、いつ試合から帰っても反省会ができる。結果を出して恩返ししたい気持ちは強いです。まだ試合は半分が終わったところなのでどうなるか分からないですけど、一打一打集中して、感謝の気持ちを結果で伝えられたと思っています」支えてくれる周囲の期待に応えるためにも、残り2日、さらに数多くのバーディを積み重ねるつもりだ。(文・田中宏冶)