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夫・金谷拓実に届ける初Vを 吉本ここねはFWキープ100%で9位浮上 

2026/09/06 07:30

ツアー初優勝へ4打差を追いかける(撮影:佐々木啓)

<ゴルフ5レディス 2日目◇5日◇ゴルフ5カントリーみずなみコース(岐阜県)◇6531ヤード・パー72>飛距離は出ないが、とにかく曲がらない。吉本ここねが真骨頂のゴルフでリーダーボードを上がってきた。フェアウェイキープ率は100%(14/14)で、パーオン率は94.4%(17/18)。生命線のショット力を武器に5バーディを奪い、今季5度目のボギーなし。トータル7アンダーに伸ばした26歳の足取りは軽かった。 【写真】夫婦そろって左手にキラリ 金谷拓実&吉本ここねが指輪を披露 「パーオン率もよかったし、フェアウェイは一度も外さなかったです。昨日は何回かラフに入れて、ボギーにしたのが悔しかった。私のゴルフにフェアウェイキープは絶対に外せないので」5つのバーディで最も長かったのは11番の7メートル。残りの4つは3メートル以内とショットをピンに絡めて奪った。2024年にはフェアウェイキープ率78.1319%で1位に輝いている。昨季は79.6353%で2位。QTランク58位、リランキング51位の今季はまだ規定ラウンド数には達していないが、ここまで78.9916%で“隠れ1位”にいる。正確無比のティショットからチャンスを作る得意のパターンで、初日の34位からV圏内の9位に浮上した。北海道内でもトップクラスの進学校で知られる札幌光星高を卒業した18年のプロテストに一発合格し、今年でプロ9年目。20年の「日本女子オープン」で7位に入った以外は目立った成績を残せなかったが、男子ツアーで通算8勝を誇る1歳年上の金谷拓実と25年1月に結婚したのを境に、パフォーマンスは飛躍的に向上した。「夫とゴルフの話はほとんどしないですね。レベルが違いすぎるので、『うまいなぁ。すごいなぁ』で終わり。別の競技に思えるくらいで、技術面で影響を受けたというのはないんです。でも、気持ちの面でプラスになっているというのはあると思います」結婚1年目の昨季は、9月の「住友生命vitalityレディス」で自己最高の6位に入るなどトップ10に3度入った。59位のメルセデス・ランキング(MR)はキャリアハイ。今季も7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で6位、前週の「ニトリレディス」で9位に入り、11試合の出場ながらMR60位と初シードが狙える位置につけている。昨年から主戦場を米ツアーに移した金谷とは離ればなれの時間が多いが、毎日の連絡は欠かさない。「夫は今週は試合がないので日本にいます」と愛するパートナーもリアルタイムで応援してくれているはず。首位とは4打差。「結婚して弱くなったと思われたくない。心に余裕ができたのもあるし、より一層頑張らないといけないという思いもあります。早く優勝したいですね。きょうは自分らしいゴルフができた。明日もそこを目指します」。いざ、逆転の初Vへ-。最終日も曲がらないショットで寄り道せずにゴールに突き進む。(文・臼杵孝志)