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「いまのままじゃ…」初V狙う大堀裕次郎を変えた妻の“行動力” ChatGPTで世界のトップコーチ探し

2026/09/11 08:44

大堀裕次郎、初Vへ首位発進(撮影:ALBA)

<Shinhan Donghae Open 初日◇10日◇ジャック・ニクラス GC(韓国)◇7502ヤード・パー72>34歳の大堀裕次郎が、日韓共催大会の初日に7バーディ・2ボギーの「67」をマークし、5アンダー・首位タイ発進を決めた。 【写真】大堀裕次郎がとんでもない場所からアプローチを成功 2013年12月にプロ転向するも、いまだ勝利をつかめていない。今年5月の「関西オープン」では、4位から出た最終日に初優勝をかけて争ったが、惜しくも2位で終え、涙を流した。「いまのままじゃ、これより上に行かれへん」と気持ちが入った。そんな大堀のゴルフを全面的にサポートしてくれている存在がいる。それは、妻・絵里さんだ。ホールアウト後の取材では、ほほ笑みながら絵里さんがしてくれているサポートの内容を明かした。「先週、僕の妻がメールを送っていた」。ゴルフのレベルアップを求める大堀のために、絵里さんがチャットGPTで『世界のナンバー1、ナンバー2、ナンバー3のコーチを出して』と書き込むと、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)を教えるコーチ、同2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)のコーチなど3人がピックアップされた。「とりあえず、この3人にメール送ってみよう」と絵里さんがメールを送った。やり取りを続け、来年1月にはイギリスにいるショートゲームの「有名なコーチ」に教わることが決定。直接会うまでは、先週から「毎日自分の体調とかを送ってこいと言われている」と、すでにやり取りが始まっているという。だからこそ「恥ずかしい結果は出せない」と、そのコーチに会うまでに結果を出したいという意欲が生まれ、モチベーションにつながっている。さらに「他のセッションも始まっているんすけど…」と切り出した。絵里さんは、立命館大学でスポーツ科学を勉強している教授に『疲れやすいので、栄養面とかでどういうふうにしていったら最高のパフォーマンスを出せますか?』と問い合わせ、その後はリモートで教わっているという。「午前と午後でのスタートは、どういうふうに睡眠を取って、どういう栄養を取って、(スタート時間の)何時間前に起きたらいいか」などを教わり、取り入れている。「2つじゃなくて、もう1つ…」。次々と出てくる取り組みに、報道陣も目を丸くさせる。3つ目に絵里さんが背中を押してくれたのは、「呼吸法のトレーニング」だ。試合の合間のオフ日にレッスンを受けている。お腹の力が抜けない呼吸法を伝授され「普段から丹田を鍛える」ことを意識している。それが姿勢の改善にもつながり、試合中に「変な球がでなくなりました」と成果にも出ている。絵里さんは、「全くゴルフを知らない」とゴルフとは無縁だが、そのなかで「できることやろう」という思いで、技術面以外で大堀の役に立つことを後押ししてくれているという。「違う観点からみたらもっと良くなるんじゃないかな、みたいな。とりあえずやってみようみたいな感じで、あかんかったら、やめたらいいやんって感じです。僕はもう35歳なので、(これまで)やってきたものとかあるし、変えるのは難しいけど、やっています」。絵里さんの心強い後押しも今回の結果の要因となった。こういった取り組みをやってよかったと思えるためにも「もっと自信の持てるよう成績が出たら」と話す。今大会をそのきっかけにしたい。「明日もいまやっていることを続けてやりたいです。優勝したいので、きょうみたいなプレーがしたいです」と力を込めた。そばで支えてくれている絵里さんに“初優勝”という手土産を届けるべく、残り3日間を戦う。(文・高木彩音)